研究室ガイド2011
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岩下研究室【主な卒業研究テーマ】●騒音・空気・温熱の環境因子が知的生産性へ及ぼす影響●住宅内環境の健康性・快適性評価●学校環境の健康性・快適性に関する研究●オフィスにおける作業効率に関する研究●自動車内の空気環境に関する研究●オルファクトメーター(におい評価装置)の開発●知覚空気質に基づく香りの評価システムの開発●住まい方が室内温熱・空気環境に及ぼす影響に関する研究●居住環境ロボットによる学習プログラムの開発主な就職先(2010年3月・院生含む)積水ハウス、東京都特別区、大京、清水建設、朝日工業社、新日本空調、大成建設、竹中工務店、東急建設、タカラスタンダード、大分県庁、松田・平田設計事務所、戸田建設、三井ホーム など建築工学コースhttp://homepage2.nifty.com/iwashitalabo居住環境工学研究室環境モニタリングと環境制御を通して建築を考える安全性・健康性を考える建築保健工学 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授岩下 剛学 部 生男子8名 女子1名院 生男子1名住宅・学校・オフィス・商用施設の居住環境、環境設備システムを対象に、快適性、健康性、作業性(パフォーマンス)に配慮した計画・管理・制御をテーマとして研究を行います。環境モニタリングと環境制御は教育用ブロックによる居住環境ロボットを作成し体験を通じて理解します。室内環境が作動効率、学習効率、運転能率に及ぼす影響の把握や、シックハウス対策などを、住まい方・生活環境の視点から探求します。建築環境を、環境負荷、健康性、快適性、作業性という軸から考慮し、研究を行います。環境問題と健康快適性というトレードオフの関係にある問題を、環境モニタリングと環境制御という視点から取り組む、広い視点をもったスペシャリストを社会に輩出します。設計事務所、建築会社、自動車会社など室内環境に係る幅広い分野との共同研究を行っています。研究対象やテーマは多岐にわたっており、それだけにしっかりとした基礎力と分析力が培われます。また、学校教室の冷房化問題、オフィスの作業効率、シックハウスなど、現代社会における具体的な事象を研究対象にしているため、常に社会へのアウトプットが可能です。このように実際の居住環境に立脚した研究室であることから、当研究室の名前は内容に準拠すると、居住環境工学研究室となります。常に現場である居住環境の安全性・健康性に配慮していることから、私たちの居住環境工学研究室は建築保健工学といっても良いでしょう。学生さんたちは常に、現実の居住環境問題を忘れずに、調査や研究に取り組んでほしいと思います。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔建築学科72

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