研究室ガイド2011
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構造安全・増田研究室【主な卒業研究テーマ】●高架橋の免震・制震化と地震時応答挙動●鋼-コンクリート継手の力学的挙動●落橋防止装置の橋梁の動的応答挙動に及ぼす影響●鋼コンクリート二重合成橋梁に関する研究●新形式橋梁に関する研究●多層地盤急変部におけるボックスカルバートの地震時挙動●橋梁データベースの作成主な就職先(2010年3月・院生含む)西松建設、JR東海、中央コンサルタンツ、八千代エンジニアリング、東京都市大学 大学院進学都市防災コース構造物の設計、施工、維持管理に関する研究基本は構造物の力学的特性の把握橋梁の設計、維持管理現場見学、研究発表会が多い STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授増田 陳紀学 部 生男子5名院 生男子6名構造物の設計において、構造物の力学的特性を理解することは、たとえば地震から生命を守るためにも、必要不可欠です。そのためには構造物がどのように壊れるかを調べることから始まります。構造物の破壊は一般的に非線形効果を伴い、把握することが難しい現象です。研究テーマは構造物の非線形な挙動を実験的、解析的に検討するものが多いのですが、その他に、損傷のすすんだ既設構造物の検査、補修とその計画に関わる研究も行っています。本研究室は構造物全般を対象としていますが、その中でも橋梁、特に鋼橋と鋼およびコンクリートからなる複合構造をもった橋梁を主な研究対象としています。安全な構造物の建設は言うまでもありませんが、建設コストやメインテナンスコストが従来よりも抑えられた構造物の建設が、特に近年、望まれています。本研究室のテーマは国土交通省や学会の鋼橋に関する委員会で取り上げられているテーマでもあります。研究の成果は、安全快適でかつ経済的な社会基盤施設の建設・維持管理に役立っています。現場見学を随時行います。主に夏季休暇中となることが多いのですが、第二東名高速道路、圏央道、首都高速道路、北陸新幹線の現場や、橋梁建設会社、製鋼会社などの工場に行きます。これらの現場見学を可能にしてくれるのは卒業生との強い結びつきです。年に1回以上研究室の同窓会を行っていますが、活発な意見の交換が行われています。また毎週のゼミの他、月に1回は構造安全研究室合同のゼミを行い、着実な研究成果の積み重ねや発表能力の向上を目指しています。そのあとの懇親会も室員の楽しみの一つです。自発的に考え行動する姿勢を大切にしています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔都市工学科92

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