研究室ガイド2011
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構造安全・栗原研究室【主な卒業研究テーマ】●複数微細ひび割れ型繊維補強コンクリートの力学特性の評価と構造利用●コンクリートの耐火性能の評価と爆裂防止策の検討●環境負荷低減型コンクリートの開発と利用●コンクリートリサイクルシステムの構築に関する研究●アートコンクリートの開発と利用 (災害軽減・吉川研究室との共同研究)など主な就職先(2010年3月・院生含む)JR東日本、日鐵住金建材、鉄建建設、大成建設、住友林業、西松建設、戸田建設、飛島建設、日本国土開発 など都市防災コースコンクリートを強く、永く、安全に使う新材料・高耐久化技術で社会に貢献ゼミ、合宿、発表会、現場見学などメニュー盛りだくさん STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく准 教 授栗原 哲彦学 部 生男子4名 女子1名院 生男子5名コンクリートは、耐久性・経済性の優れた材料で、かつては「メンテナンスフリー」と呼ばれた材料です。しかし、「メンテナンスフリー」という考えは現在では改められ、コンクリートも定期的に検査し、維持管理しなければなりません。本研究室では、「コンクリートを強く、永く、安全に使う」を合言葉に、①複数微細ひび割れ型繊維補強コンクリートの力学特性の評価と構造利用、②コンクリートの耐火性能の評価と爆裂防止策の検討、③物質吸着特性に優れたポーラスコンクリートの開発、④コンクリートのリサイクル技術の開発、⑤アートコンクリートの開発と利用(災害軽減 吉川研究室との共同研究)、を対象として、研究に邁進しております。コンクリートは主要建設材料のひとつで、多くの社会基盤施設に利用されています。それらコンクリート構造物が近年、寿命を迎えようとしています。本研究室は例えば、複数微細ひび割れ型繊維補強コンクリートを補修・補強材料として利用し、コンクリート構造物の延命化をはかろうと検討しております。また、トンネル火災は、年間20数件起きていることに着目し、コンクリートの耐火性能の評価・加熱によるコンクリートの材料劣化の防止策を検討しております。4年次初めに、詳細な卒業研究テーマを決定し、1年間を通じて遂行していきます。卒業研究に従事する1年間では、3回程度の中間発表会、年度末の卒業研究発表会、夏季の合宿、数回の現場見学会を企画しています。また、これとは別に、学外の公の研究発表会に投稿し、1年間の研究成果を発表しています。卒業研究には、自主的に取り組む積極性と地道に問題解決していく持久力が必要です。また、卒業論文をまとめる上で必要なコンピュータソフトの操作法、Webの効率的な利用方法、プレゼンテーション方法などを身につけることができます。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔都市工学科94

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