研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市工学科都市基盤施設は、長い使用期間中にさまざまな自然からの猛威にさらされますが、十分に安全でなくてはなりません。本研究室では、自然現象という不確定な要因にさらされる構造物の安全性・機能性を確保し、リスクを軽減するための研究を行っています。都市基盤施設は、耐用期間に安全性と機能性を十分に確保するように設計・施工され、必要に応じて維持管理していかなければなりません。統計・確率論に基づく数理工学手法により、都市基盤施設の設計、施工、維持管理および構造物の危機管理の最適な意思決定を行うための研究を行っています。この目的のためには、構造・土質などの工学的な知識と社会の動向ならびに建設構造物の保険の考え方など、これからの技術者に必要な要素がすべて含まれていると言っても過言ではありません。●本研究室を希望する学生は、都市工学の基礎科目に十分に習熟していると同時に、統計・確率の学習をしていることが条件となります。●卒業研究の進め方は、学生の自主性を尊重します。●卒研にあたっては、課題のグループ別で中間討議を行い、そこで質問に応じた指導を行います。この会合では、先生と学生の区別はなく、よい知恵を出す者が主導権を握ります。●年間の日程はとくに定めていませんが、夏休みから秋にかけてが最も忙しい時期となります。12月末までにある程度の成果を出すことを期待します。●春の研究室コンパ、秋(または夏休み)の合宿など、親睦を図る絶好の機会を用意しています。研究内容社会との接点研究室の横顔都市基盤施設の安全性に関する問題解決都市基盤構造物のリスクマネージメント手法の国際スタンダードを開発中「知恵を出す者が主導権を握る」研究室主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]東京都庁、横浜市役所、大田区、鹿島建設、大成建設、清水建設、東急建設、世紀東急工業、交通建設、五島育英会世田谷キャンパス13号館2階構造安全・丸山研究室各課題ごとに独立した小課題が与えられる。原則として、学生ひとりあたり1課題である。なお、自由にテーマを発掘し、研究することも可能。●上水道システムの地震リスク解析●橋梁のアセットマネジメント●トンネルの劣化診断●信頼性設計技法●橋梁の健全度モニタリング教 授丸山 收 学 部 生男子7名院 生男子3名100

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