研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔情報通信工学科講 師佐藤 正知学 部 生男子8名院 生男子5名現在の高度情報化社会に必要不可欠な携帯電話や無線LANなどの無線通信を支える様々な要素技術について、電波の送信や受信に複数のアンテナを用いるマルチアンテナシステムを中心に数GHzの周波数帯を利用するUWB(超広帯域)無線や利用環境に応じて無線機のソフトウェアを更新するソフトウェア無線、空いている周波数・時間を調べて効率よく通信するコグニティブ無線などの先端的な情報通信技術について研究しています。また、電波の通信以外の用途であるレーダーや電波の到来方向推定、無線機器の位置推定などに必要な信号処理技術やアルゴリズムの研究も行っています。情報通信は現代社会を支える重要な基礎インフラになっています。特に、配線を必要としない無線通信は日々発展を続けています。本研究室では常に新しい無線技術に着目することで、未来の無線通信がどのようなものに進化していくのか想像しながら研究活動を行っています。卒業研究を通じて得られる無線通信に関する深い知識と広い視野をバックグラウンドに持つ卒業生を社会へ送り出します。本研究室では早い段階から最新の論文を学生に渡し、内容の完全理解を目指しています。最初は分からないことだらけですが、一つ一つ調べていくことで生きた知識を習得できます。また、論文を読むということは筆者の次に考えそうなことや論文でやり残していることまで推測することです。ここまでできると、自ずと研究テーマが見つかることになります。発見した問題を解くにはさらに幅広い知識や新しい発想が重要です。自分1人でじっくり考えることも大切ですが、研究室輪講で教員や他の学生と議論しながらチームワークで問題を解決していきます。研究内容社会との接点研究室の横顔見えない電波を巧みに操るマルチアンテナ技術とその信号処理法の研究未来の無線通信技術の創造問題を発見する能力と解決する能力を、兼ね備えたエンジニアを目指します!主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]日本コムシス、JBCC、日立情報通信エンジニアリング、NECソフトウェア、NECネットワークセンサ、ドコモエンジニアリング東海、東計電算、本学大学院世田谷キャンパス3号館4階通信システム・佐藤研究室●MIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)伝送技術の研究●アレーアンテナのビームフォーミング技術の研究●高信頼な無線通信技術の研究●短距離高速無線通信技術の研究●高精度な到来方向推定アルゴリズムの研究ネットワークシステムコース116

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