研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔経営システム工学科特任教授松﨑 吉衛 (経営管理・グローバルマネジメント)松﨑研究室経営システム工学コース世田谷キャンパス16号館1階想定される主な就職先・進学先電機メーカ、システムインテグレータ、ネット関連、自動車関連、日用品、食品、流通、システムコンサルティング他の企業や、官公庁への就職を想定します。ビジネスプロセスデザインの手法を広範な事業(製造業~ICT~サービス業~農業)に適用し、商品やサービスの価値を生み出すトータルプロセスのモデリングとアナリシスの方法を研究します。例えば生鮮品のように時間経過で価値がダイナミックに変動するものや、商品機能のような有形価値と、ブランドのような無形価値を統合するモデリングが、興味ある研究対象です。研究アプローチは、学生自ら興味ある課題を見付け、自ら現場を調べ、経営システム工学の手法を用いて、高いレベルの研究成果を生み出すことです。身近なテーマを題材にして、研究成果をつくり出すプロセスを体験することを目標にします。経営システム工学は、これまでの基幹産業であった製造業に留まらず、サービス事業やICT事業への活用、更に農業など幅広い分野への活用が期待されています。これら新分野での適用事例も増えていますが、社会的ニーズの大きさに対し、未開拓な研究分野が沢山あります。コスト競争力が弱いとされる分野も、ビジネスプロセスの改革やグローバルな価値を正しく評価することにより成長分野にすることも可能です。新分野に対しては大学が社会インパクトの大きな研究をする余地も大きく、事業の最前線にいる人から話を聞き、研究として纏め、社会に展開するサイクルを回します。学内での研究だけでなく、産業界の人との議論の場も設けます。国内事業に見えるものでも、海外産の素材を使ったり、お客様が海外からの観光客であったりします。今や、あらゆる事業がグローバル社会における活動です。グローバル社会にいることを実感し、グローバルビジネスへの興味を拡大して貰います。また、社会に出て戸惑うことのないように、①目標の明確化、②研究計画の策定、③研究の進捗チェック、④研究室全員による情報共有、⑤約束・期限の遵守、⑥プレゼンの上達を、研究室で実践します。今年が初年度の新しい研究室なので、学生自らルールを作りマネジメントする運営とします。研究内容社会との接点研究室の横顔身近なテーマを題材に、ビジネスプロセスを革新する経営管理を疑似体験して新手法を研究社会的課題であるソーシャルICT活用や農業革新に、ビジネスプロセスデザインで挑戦グローバル社会にいることを意識し、プレ社会人としての仕事の仕方を研究室で実践●日本農業の競争力強化のためのビジネスプロセス評価●イベントのバリューチェーン評価方法●有形価値と無形価値を統合したビジネスプロセスモデリング手法●商品やサービスのダイナミックな価値変動を表現できるビジネスプロセスモデリング手法●SNSのビジネス活用における活用パターンの構築124

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