研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔経営システム工学科●複雑系ネットワーク縮小アルゴリズム●複雑ネットワークにおける次元●HIV感染症の数理モデル●淘汰圧を考慮した生物進化モデル●免疫記憶のネットワークモデル●流行現象のダイナミクス●為替データに見られる暴騰、暴落のダイナミクス●時系列追尾対応フラクタル解析●文章の特徴解析による著者推定●著者の特徴を表現する単語のネットワーク●集団の自己組織化●生物種分化シミュレーション●旋律に潜むジャンルの特徴●個別フェロモンを用いたアントコロニー最適化法●モンテカルロ木探索を用いた巡回セールスマン問題の解法●ABCアルゴリズムを用いた巡回セールスマン問題の解法●音楽のストレスに対する効果●生体データに見られる集中●ホタルのカオス的同期現象●フットサルフォーメーションアルゴリズム講 師穴田 一学 部 生男子2名 ・ 女子1名院 生男子2名 (製品企画・設計)本研究室では複雑系である自然界や社会に見られる現象を構成論的アプローチを通して研究しています。ここで言う複雑系とは、相互作用によって複雑に絡み合った不可分な系の事で、自然界や社会に存在する殆どの現象は複雑系です。そして複雑系を解くための有力な手法の一つが、コンピュータ内に研究対象のモデルを構築し、シミュレーションを行う構成論的アプローチなのです。これらの研究が進めば自然現象や社会現象に関する理解が進むだけでなく、新しいアルゴリズムの構築に繁がります。また、研究を通して培われた研究能力や知識が社会に出た時に大きな武器になることは間違いありません。具体的な研究課題としては、下記のようなものを行っていますが、私におもしろいと納得させてくれれば、内容は何についてのものでもかまいません。自分で問題を見つけるということも重要なことです。研究と深い関係にあるカオスは、暗号やロボットの制御、電飾(クリスマスのイルミネーション、イベントや店舗で用いられる電飾、人口ろうそく)の制御、時系列予測(株価や為替の予測)、複雑な動きをする玩具などに応用されています。社会に存在する殆どの事象が複雑系です。従って、研究内容が理学的な内容であっても、工学的に重要な要素を多く含んでいます。これらの研究で得られた成果が新しいアルゴリズムに繋がる事は間違いありませんし、研究を通して培われた研究能力や知識が社会に出た時に大きな武器になります。本研究室では卒業研究に独創性を要求します。従って文献を調べ、勉強する事も重要ですが、それだけでは卒業研究は成り立ちません。自分で考え、試行錯誤を繰り返す事が必要不可欠なのです。従って忙しくても時間を作って根気よく研究できる研究意欲のある事が重要です。研究内容社会との接点研究室の横顔生物の持つ情報処理能力の起源や、社会に見られる現象をコンピュータシミュレーションを通して研究現実世界に見られるほとんどの現象は、我々の研究対象と同じ複雑系です社会で生きていく上でもっとも大きな武器となる理解力、創造力を養います主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]荏原製作所、オリンパス、京三製作所、京セラ、コナミ、清水建設、新日鉄住金、セコム、大日本印刷、東芝メディカルシステムズ、凸版印刷、日興システムソリューションズ、日本銀行、日本ヒューレット・パッカード、日本総合研究所、パイオニア、長谷工コーポレーション、日立製作所、日立システムズ、日立物流、フジテレビ、NTTデータ世田谷キャンパス16号館2階穴田研究室経営システム工学コース129

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