研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔自然科学科准 教 授萩谷 宏学 部 生男子3名 ・ 女子5名●海岸の砂浜をつくる砂つぶ(鉱物)の種類の変化特性を探る●砂岩など堆積岩の微量元素組成を利用した、過去の地殻の性質とその進化の解読●初期地球海洋での酸素生産量の見積もりと光合成生物出現による変化に関する研究●南太平洋フィジー共和国の石灰岩資源採掘に関わる地質調査と環境影響評価・予測●火山噴出物の化学組成から噴火史、メカニズムを探る研究生命を育んだ惑星「地球」の大気・海洋・地殻のおいたちを明らかにしています。現在の地球の生命圏を支える、酸素の多い大気や海洋、地殻などの地球表層の条件がどのようにつくられ、維持されてきたかを探ります。フィールドで岩石の分布する状態(産状)を調べ、持ち帰ったサンプルを顕微鏡観察や機器分析にかけて、過去の地球で起きた事件を読みとり、地球のしくみを明らかにしていきます。現代の産業社会は、金属鉱物や化石燃料などの地下資源の大量消費だけでなく、大気や水、地盤、地形など、自然界の材料を利用し、自然に影響を与えながら発展してきました。過去の地球について調べ、地球のしくみを学ぶことは、現在と未来の地球のバランスを保つために必要なことです。研究対象には、武蔵野台地や海岸砂などの身近な自然の問題も含まれます。また、映像や図鑑、博物館活動を通じた、学校教育の枠にとらわれない科学教育を試みています。野外での調査を基本として、採取した試料の分析から情報を取り出し、過去の地球表面の様子を組み立てていく、地質学の手法を中心に研究を進めます。地球上どこにでも調査に行く行動力と、根気強さが要求されます。研究テーマとしては個別の事象を扱いますが、地球全体とのつながりを常に意識させられるのが、地球科学の特質でもあります。非常に広範囲の勉強が必要になります。研究内容社会との接点研究室の横顔大陸・海洋・大気・生命の歴史を、地層や岩石から読み解く地球環境問題への基礎データ提供映像を通じた理科教育への貢献フィールド調査を重視主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]地盤ネット、LIXILジャパンカンパニー、図書出版、千葉工業大学職員、東京学芸大学大学院、日本大学大学院、小学校理科特任教員世田谷キャンパス6号館1階地球科学研究室自然コースhttp://www.h-hagiya.com/lab/137

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