研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔自然科学科教 授吉野 邦生学 部 生男子1名●正の定符号関数と確率論(中心極限定理など)への応用●特殊関数と偏微分方程式●調和解析●超関数を用いた偏微分方程式の理論●ディジタル信号処理の数学的基礎付け●フーリエ変換による雑音の除去複素解析的な手法を用いたディジタル信号処理の数学的研究、熱核の方法による超関数の研究(熱伝導方程式の初期値として超関数を特徴付ける)、擬微分作用素、ドーベシーの局在化作用素、ワイルーハイゼンベルグ群を用いた窓フーリエ変換の理論とそのディジタル信号処理への応用の研究を行っています。ディジタル信号処理に関する研究。シャノンの標本化定理に代表されるアナログの世界とデジタルの世界を結ぶディジタル信号処理に関する数学を研究しています。数学の専門外の人にも判るように理論を簡易化する努力をしています。そのひとつの取り組みが、熱核の方法による超関数の理論の簡易化です。韓国、セルビアで盛んに研究されています。最近の窓フーリエ変換の研究は、生物学、工学、言語学(音声学)とも関係しています。具体的に言うと、コウモリ、イルカの出す超音波、レーダー波、或いは様々な言語が持つ特有な発音を窓フーリエ変換によって研究しています。このため、今までに、英語、フランス語、オランダ語、ドイツ語、スウェーデン語を勉強してきました。今後は、コウモリやイルカともお友達になる必要があるかもしれません。この種の研究は既に、生体認証システム、虹彩認証システムに応用されています。国際的な活動をしている研究室です。国際会議で発表したり、座長をつとめたり、外国の大学の教授資格審査会の審査委員を務めたり、外国人数学者との共同研究など、大変国際的な活動をしている研究室です。韓国数学会から出版されている数学論文集の編集委員を務めています。アメリカ数学会発行のMathematical ReviewのReviewerをしています。研究内容社会との接点研究室の横顔純粋数学の研究だけでなく、世の中の役に立つ応用数学を探求しています生体認証システム、虹彩認証システムへの応用、ディジタル信号処理への応用国際性を持つ研究者の育成を目標にしています主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]ジャノメクレディア世田谷キャンパス1号館4階応用数学研究室数理コース140

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