研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔自然科学科教 授橋本 義武●曲面論●結び目理論●相対論●ブラックホール高校までに習う曲がった図形は、円、楕円、放物線、双曲線などでしたが、曲がった図形はこれよりはるかにたくさんあります。微分積分を応用すると、そのすべてを統一的にあつかうことができます。20世紀のはじめ、アインシュタインは、微分積分による曲がった図形の幾何学を用いて、重力の新しい理論をつくりました。それは、宇宙全体がどうなっているか、という人類が古代から問うてきた問題に答えるものでした。21世紀に入って、精密な観測の結果、宇宙の謎はますます深まってきました。その謎に挑戦します。視覚情報は本来2次元的なものですが、人間はこれを3次元的に認識することができます。これを機械にやってもらうためには、限りなく多様な空間図形の基本原理を知る必要があります。コンピュータ・グラフィクス、CAD、画像処理など、空間認識にかかわる情報処理の開発は、その基本原理に基づいておこなわれます。自分の興味に集中してじっくり考えることができる時間があたえられているということは、大学生活に許された特権です。そのような人生における特別な時間の中で、新しい自分と出会う道が開かれると思います。研究内容社会との接点研究室の横顔曲がった空間図形について、微分積分を応用して調べます空間認識にかかわる、情報処理の基礎になる研究です研究にふれることを通して、自分の隠れた可能性と出会うでしょう主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]教員、SE世田谷キャンパス1号館3階微分幾何学研究室数理コース141

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