研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔環境創生学科准 教 授咸 泳植学 部 生22名(環境化学)私達の身近な生活空間、都市部や地域社会、そして国際的な規模の環境問題について環境化学の立場からアプローチし、実態と問題点を明確にし、その原因と対応策を探ります。フィールド調査と室内実験による化学分析を行い、大気・土壌・水系における物質循環の変化や汚染物質の濃度などを調べてモニタリングします。データの蓄積と解析を通じて、環境問題の実態が明確になります。また応用分野として、フィールド調査の手法や分析方法についても常に見直しと評価と改良を行い、新しい方法の開発を目指します。環境汚染問題の改善のためには、官・民・産・学の連携と協力が必要です。大学(学)は研究成果を社会に向けて発信し、情報を共有することで、学術的な立場から官・民・産・学の問題解決へ向けた連携と対応をサポートします。本研究室では、横浜市などの市街地や郊外や山間部で調査を行い、人為的な影響による都市環境や自然環境の変化を明らかにし、地域自治体や行政に向けて情報発信します。また、地域住民の方々や他大学との合同ワークショップ等を行い、身近な環境問題に対する問題意識の向上と環境教育を実践します。環境を知ることと守ることと。皆が同一の目標下で、一所懸命に勉強会や研究に取り組んでいます。研究室では科学者としての使命感と責任感を基に、色々なことに興味を持ち、自主的に考えて課題に取り組んでいける学生を望みます。勉強会やゼミ、研修旅行、ワークショップなどの様々な「機会」を提供したいと考えています。調査や分析・解析方法は、始めはわからなくても当然です。しかし、自分から学び、努力し、興味を持って実践していかなければ、自分のものにはできません。指導教員はサポートを惜しみません。ぜひ様々な機会を活かし、同輩と協力しながら、研究を完成させて下さい。●水源における水質評価と窒素汚染の削減と対策に関する研究●森林集水域における窒素飽和に関する研究●東京湾の水質総量規制による水質汚濁負荷量の削減に関する研究●都市河川の水質汚染に関する研究: 多摩川、鶴見川流域などの問題点と対応策●雨天時と晴天時の合流式・分流式下水道区域における都市河川の 水質評価と対策に関する研究●酸性雨と土壌酸性化に関する研究: 臨界土壌酸性化、有害金属汚染のハザードマップの作成●地下水における汚染メカニズムの究明とハザードマップの作成研究内容社会との接点研究室の横顔環境化学の立場から自然・都市環境汚染を調査・分析・評価し、対応策までを研究する新しい情報の発信と、官・民・産・学の連携を通じて、環境問題の改善に貢献する学生は研究者の卵として、様々な環境汚染問題に自主的に取り組んでいきましょう主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]名古屋大学大学院、沖縄チャンドラー、ANAエアポートハンドリング、ヴェルテックス プラン、日本郵便、ファニーワーク、中外鉱業、テンパル、スタッフサービス・ホールディングス、ゲンダイエージェンシー、キャパ、京セラソーラーコーポレーション、東急リロケーション など生態環境分野横浜キャンパス3号館4階咸研究室150

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