研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔環境マネジメント学科(ライフサイクル環境評価) http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/あらゆる人間活動は環境負荷を伴います。本研究室では、ライフサイクル的な視点にたち、環境影響をできる限り少なくすることの重要性を認識し、製品をより正確・適切に評価するために必要な知識を学びます。製品の環境側面に対する分析評価手法として企業に採用されているLCA(ライフサイクルアセスメント)やLCC(ライフサイクルコスティング)を実施し、環境におけるリスク評価を研究します。環境調和型社会に適応する製品は、真に環境影響を緩和するために貢献するものかどうかを適切に評価されなくてはなりません。社会に定着しつつあるLCAやLCCという手法を用いて、イメージに流されない科学的な根拠に基づいた環境情報の分析・考察を行います。近年は多くの企業がライフサイクルに渡るCO2の排出量や水の消費量をCFP(カーボンフットプリント)やWF(ウォーターフットプリント)を用いて分析し、環境負荷の削減に努めています。私たちはこれらの手法やデータベースを開発し、社会に発信することで、企業や政府と連携して環境影響を戦略的に低減するための支援を行っています。LCAは多くのデータや様々な手法を駆使することで初めて実施することができます。本研究室では、企業、行政、研究者との密接な連携のもとで研究活動を行います。ゼミ内での交流はもちろん、企業や研究者との技術交流を促進するためのイベント(インターンシップ、研究成果発表会、展示会出展など)を実施します。積極的にこれらの活動に取り組む学生を奨励します。●リチウムイオン電池のLCA評価●液晶テレビのLCA評価●携帯電話の環境影響評価●重金属を考慮した照明の環境負荷分析●上下水道システムの環境負荷分析●企業における環境活動に伴う費用対便益分析●家電リサイクル法による環境影響削減効果の評価●農作物のインベントリ分析と食品リサイクル法による環境影響削減効果の評価●自動車リサイクル法とELV指令の環境影響比較評価●LCAデータに基づく環境教育事業への適用●植林事業による環境保全効果の定量的評価●LCAデータを用いた環境家計簿の開発●教育産業を対象とした環境負荷分析研究内容社会との接点研究室の横顔環境影響を最小限にするための評価・研究環境調和型社会のための製品を分析物事を分析・評価する力を養う主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]大和ハウス工業、三菱電機、NSD、センコー、マルマン、ソフトウエア・ディベロプメント、三菱自動車ロジテクノ、三菱電機ロジスティクス環境経営分野横浜キャンパス3号館6階伊坪研究室教 授伊坪 徳宏学 部 生27名院 生6名158

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