研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔環境マネジメント学科(持続可能な循環型生産システム)トヨタの“かんばん方式”、ソニーやキヤノンのセル生産などは日本が世界に誇れる生産技術とシステムであります。このようなシステムの仕組み、制約条件、特徴、注意点について調査分析し、モデリングをし、さらにモデルを解析した結果を用いて、実在のシステムを評価することは本研究室の課題であります。特に環境要因の影響を考慮することは最近の取組みであり、例えばリサイクルを考慮した製品設計方法、CO2の軽減を考慮した配送計画、再製造を含む生産計画、など環境要因を取り入れた研究をしています。企業のみでなく、地方自治体やコミュニティも研究対象です。意思決定とは現場を管理するための知恵であり、例えばコンビニで焼肉弁当を何個仕入れるかを決めようとするとき、曜日、天候、イベントなど様々な要因と過去の経験とを考慮する必要があります。たくさん仕入れると売れ残りを廃棄することもあれば、少なく仕入れると足りなくて顧客が不満な場合もあります。このような問題は現場で多く見受けられるので、一つ一つ丁寧に調べて、解決していきます。現場での調査を重視します。調査は理論的なものと実践的なものがありますが、問題発見は双方が必要としています。どのような問題を取り組むのかを研究室で議論しながら決めていきます。さらに解決法の勉強も大事であり、研究室で定期的に勉強会を開きます。また、他研究室、他大学および海外の大学との交流を積極的に行っています。●ライフサイクルを考慮したエコな製品設計●多段階ロット決定問題とメタアルゴリズム●CO2を軽減するためのルート決定問題●QFDによるスポーツバイクのエコデザイン●地熱エネルギーのシステム・ダイナミックス●分解作業におけるセルの最適位置●再製造を含む統合的な計画決定●商品の関連性を考慮した在庫ポリシー●セル生産の理論解析とモデリング●都筑区内における人の移動の変化と環境影響●未利用材による木質バイオマス発電に関するコスト及び環境面の考察研究内容社会との接点研究室の横顔環境を重視する生産システムの、問題意識と方法論について考える製品設計、製造、流通および回収過程における、意思決定諸問題を解決する“現場での目”を意識して、問題発見・問題解決能力を育てよう主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]リコーロジスティクス[物流]、沖電気工業[製造]、三越伊勢丹ビルマネジメント[サービス]、日経リサーチ[サービス]、ホーチキ[防災]、ウィルゲート[IT]、総合資格[教育]、日能研関東[教育]、アース環境サービス[環境]、さなる(佐鳴予備校)[教育]環境経営分野横浜キャンパス3号館6階郭研究室教 授郭 偉宏学 部 生17名159

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