研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔環境マネジメント学科(環境法政策)環境を守るためのルールを研究していきます。ルールそれ自体の分析に加えて、そのルールがどのように立法され、どのように改正されているのか、その立法や改正の背景としてどのようなことが考えられるか等も検討していきます。これらの検討では、あわせて、環境法が我々の生活にどのように係っているのか、または、環境法が我々の意思決定をどのように、また、どの程度反映しているのか等の点も確認していきます。環境法を別世界のものとしてではなく、日常生活に近い存在として認識できるようになることを目指しています。世の中の仕組みを理解することは非常に重要なことです。その仕組みの代表例が法律です。環境部門に限られはしますが、その全般的な仕組みの概要を理解し、また卒論作成を通じてその特定分野の仕組みを詳しく理解することによって、世の中をシステムの動きの点から捉えることが可能となります。民主主義社会において、様々な意思決定に係っていく個人が自律的であるためには、こうした捉え方は不可欠だと考えます。環境法の学習を通じて、これまでとは違った世の中の見方を確立してもらえればと思います。法律学は基本的には文書(著書その他の書類)を通した学習、つまりは屋内での学習が中心となります。ですが、環境法の日常生活との係りの自覚的な理解を進めるためにも、可能な限り、法律が実施されている現場に出かけていくこと等も試みたいと思っています。所属学生諸君との協力によって、研究室の活動を多様なものにできればと考えています。環境法に関連するテーマであれば、基本的に自由に決定できます。たとえば、大気汚染防止、水質汚濁防止、廃棄物処理・リサイクル、化学物質規制、生物多様性保全、環境影響評価、公共事業問題等さまざまな分野が考えられます。もっとも詳細なテーマ設定に関しては指導教員との議論を通じて確定していくことになります。テーマ設定を通じて、自身の社会を見る視点を確立してほしいと思います。研究内容社会との接点研究室の横顔環境を守るルールについて、現状理解を進め、課題の抽出や望ましい在り方の提言を行う環境法の学習を通して、独自の、新しい世の中の見方を確立していきましょう文献研究のみならず、様々な活動によって、環境法の理解を進めましょう主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]日立ソリューションズ・ビジネス、日興システムソリューションズ、シーティーシー・システムオペレーションズ、CSEビジテック、西東京バス、クリエイトエス・ディー、トオカツフーズ、タイヨー、ケイ・ブックス環境政策分野横浜キャンパス3号館6階古川研究室准 教 授古川 務学 部 生14名164

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