研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔社会メディア学科(ラーニングデザイン) http://okabelab.net/blog/(1)自らの興味関心に基づいた対象へのエスノグラフィを通して「学びのデザイン」について論考していきます。エスノグラフィとは、特定のコミュニティや人びとの行動様式をインタビューや観察、同行調査などから記録・調査する手法で、デザインやマーケティングの分野でも着目されています。(2)ファンカルチャーに代表される「興味関心でつながる主体的なコミュニティ」のエスノグラフィを通して、よりプレイフル(遊び心に満ちた)で、シリアスファン(知的に愉しい)な学びの環境デザインがいかに可能か?を考えていきます。(3)さらに、企業とワークショップを企画していくことで、新たな学びのコミュニティをデザインする方法を学びます。(1)他大学の研究室や外部機関と連携し、今日のメディアのデザインを捉え直し、ワークショップを協働的に開催しながら、将来的なコミュニケーション・メディアの形を考えます。(2)伝統的な学校的学習環境も用いながら、それとは異なる、ものづくりなどを協働で行う「アトリエ的学習環境」、自らが構築した学びの舞台におけるパフォーマンスを通した「劇場型学習環境」のデザインなどを含んだワークショップを実施します。エスノグラフィやワークショップを通して学びのデザインを考えていくことの意味は、以下の3点にまとめられます。(1)興味に突き動かされて(interest-driven)、直観と好奇心で場に飛び込むこと、そして継続的にひとつの対象に対峙する行動力を養います。(2)経験学習を通して、日常の当たり前や常識を疑う視点を刺激します。それをシリアスファン(知的に愉しい)な場において言語化していきます。(3)世の中に数多存在するチャーミングでラディカル(先鋭的)な方々と交流することの価値に気づきます。●公共空間におけるマーケティングコミュニケーションを通した行動分析●現代の男性「美少女ゲーム」プレイヤーによる恋愛実践: 「嫁」に対する愛情の物質性の考察●仕事に投資する若者たち ─プア充たちの生き方●創り続ける「原宿女子」の相互的達成●おたく女子にみる化粧行為を通した印象操作●創り手を生み出し続けるカスタマイズドールの仕組み●観点を記し共有する意味 ─横浜の写真絵葉書から作る視点集を通して─●つくることの現場における足場掛け: ファブラボ鎌倉のフィールドワークを通して研究内容社会との接点研究室の横顔身近なコミュニティのエスノグラフィを通して、学びの場のデザインを考える。産学連携による、まちやコミュニティにおける活動とメディアの再デザインInterest driven, Serious fun, Radical Learning!主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]アイビーシステムズ、ABシステムソリューション、エーエルジェイ、NTC、岡田商事、GMOインターネット、日本技研プロフェッショナルアーキテクト、ファブラボ鎌倉(インターン)、富士ソフト、レッドブル・ジャパン横浜キャンパス3号館6階岡部研究室准 教 授岡部 大介学 部 生26名171

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