研究室ガイド2015
182/254

研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔社会メディア学科(文化とコミュニケーション)私たち人間は所属する集団や他者の影響を受けると同時に、自ら影響を与える存在といえます。本研究室では、個人が自分や他者(集団も含めて)をどのように認識しているのか、他者(集団)とどう関わりながら生きているのか、について、インタビュー、実験、質問紙調査などを用いて研究しています。内容は、①異なる文化に移行した際の適応過程、集団間認知、集団間関係、②認知のバイアス、③説得的コミュニケーション(効果的な伝え方や情報提供のあり方、広告など)、の大きく3つに分かれます。日本においても留学生や外国人労働者(日系人も含む)が急増し、これらの人々が家族で滞在し定住するケースも多くなっています。異なる価値観をもつ集団間の良好な関係の維持や構築は、メンバー同士が多く接触すれば解決する、という単純なものではありません。私たちの認知にどのような傾向があり、集団間が接触したとき、あるいは個人がある集団に入っていくときにどのようなことが起きるのか、についての考察を深め、自分たちにできることを考えていきます。在住外国人の体験をどのように伝えれば人々の関心や理解が高まるのか、といった伝え方の効果についても検討します。皆さんには、活発なコミュニケーションを通じて信頼できる人間関係を築き、互いに協力してよりよい研究を目指す、そんな姿勢を期待しています。とはいえ、大学生活は研究だけではありません。夏合宿やスポーツ、ゲームなど皆と一緒にいるからこそできることを楽しみ、明るく活気のあるゼミにしていきたいと思っています。●企業ロゴマークの単純接触効果●したことによる後悔としなかったことによる後悔●ネガティブな予言はあたりやすいか●大学生の失恋後の行動に関する調査●異文化を背景に持つ親子が抱える問題に関するインタビュー調査●留学生と日本人学生の協働的活動とその効果●留学生を対象としたドキュメンタリー制作●閾下プライミング効果の実験 ―「おたく」ステレオタイプを用いて―●座席の位置が説得に及ぼす影響 など研究内容社会との接点研究室の横顔人間、集団、文化の関係を、社会心理学的視点から探究社会的現象の法則性を理解し、自分にできることを考える自分にとって「面白いこと」に敏感になり、研究を通して共に成長しよう!主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]AOKI、ジェイアンドエス保険サービス、ホンマ、ニチイ学館、トピア、セイコー測量、セブン-イレブン・ジャパン、藤田商事 など横浜キャンパス3号館5階山﨑[瑞]研究室准 教 授山﨑 瑞紀学 部 生25名研 究 生1名180

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です