研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔情報システム学科准 教 授岩野 公司学 部 生26名院 生1名(音メディア処理) http://www.yc.tcu.ac.jp/~iwanolab/本研究室では、音声・音楽・環境音・映像など、「音」を中心としたマルチメディア情報を対象として、それらを人間のように処理・認識・理解するコンピュータシステムに関する研究を行います。このような情報システムを作るための基礎技術の研究だけでなく、それらを応用した実用システムの設計や構築、また、そのようなシステムが人や社会に及ぼす影響の評価・調査までを研究の対象とします。音声認識、話者認識、音楽情報処理、画像認識といった技術に焦点をあて、これらを利用した便利な知的情報システムの実現を目指し、研究活動を行います。コンピュータが音声・音楽・画像などを人間のように処理・認識することができると、様々な場面で、人や社会に役立つ便利なシステムを構築することができます。例えば、人間の声を認識し、しゃべっている内容を自動的に文字化する技術は、会議議事録の自動作成システムや、耳の不自由な方のためのコミュニケーション支援システムなどに役立てられることが期待されています。この他にも、現代社会には無数の「ニーズ」が存在しています。どんなニーズに着目し、それに応えるためにはどのような知的情報システムが必要で、その実現には何が必要か、そういったことを考えて研究を進めていきます。毎週行われるゼミでは、各自の研究テーマに必要となる基礎知識の習得を目指した文献調査や、研究の進捗報告を行います。発表や討論を通じて、思考を掘り下げるとともに、発表や文章作成の技術を身につけます。また、システム構築に携ることで、プログラミング技術の向上を図ることもできます。「役立つものを創る」ことは大変難しいですが、達成したときの喜びはとても大きいです。情熱をもって思考し、積極的に実行し、壁にぶつかっても諦めない。そういった気持ちが重要です。●音声認識・画像認識システム●音声による個人認証(話者認識)システム●知的なコミュニケーションロボット●歌声や音楽の自動分析・判別システム●高齢者や障がい者のためのコミュニケーション支援システム●語学や音楽の自律学習・学習支援システム研究内容社会との接点研究室の横顔「音」を中心としたマルチメディア情報の、コンピュータによる処理・認識に関する研究人や社会に役立つ「知的な音メディア処理システム」の提案と構築システムの「創造」を目標に各自の力を磨く主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]アドバンスト・メディア、NECソフト、アルファシステムズ、インフォメーション・ディベロプメント、コンピュートロン、エーティ・プランニング、本学大学院 など横浜キャンパス3号館7階岩野研究室182

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