研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔情報システム学科教 授大谷 紀子学 部 生28名院 生2名(人工知能) http://www.yc.tcu.ac.jp/~otani/推論や学習など、人間が知能を使って行なう活動と同様の処理をコンピュータで実行したり、人間には到底不可能と思われる膨大な情報処理をコンピュータで効率よく実行したりすることで、さまざまな問題を解決する手法を探求します。特に、生物の進化過程を模倣した遺伝的アルゴリズムと呼ばれる手法などを中心に研究しています。対象問題の特徴に合わせた処理方法を考案し、実用性も考慮しながらシステムを構築して、提案手法の有用性を検証していきます。コンピュータやインターネットの発展に伴なって、さまざまな情報が電子化された状態で入手できるようになりました。しかし、その膨大さゆえに、入手した情報を人手で有効活用するのは不可能です。情報活用以外にも、人手では難しかったり、手間がかかったりする作業が私たちの身のまわりにはたくさんあります。本研究室では、宅配便を効率よく配送する経路を決める問題や、授業運営に問題の生じない授業時間割を作成する問題、個人の感性に合う楽曲の自動生成などに取り組んでいます。1つの解が得られても、それが最も良い解である保証はありません。より良い解を許容範囲内の時間で求める手法について研究し、成果であるソフトウェアを社会に供用していきます。「コンピュータにも人間にも興味をもとう!」が本研究室のモットーです。良いソフトウェアを作るためにはコンピュータに関する知識や技術が必要ですが、ソフトウェアを使うのは人なので、人のことも理解できなければユーザの役に立つソフトウェアは作れません。また、大規模なシステムを構築するには、仲間との協力も欠かせません。プログラミングや情報処理に関する技術と知識を習得しつつ、いろいろな人との交流を通してコミュニケーション能力を高め、常に問題意識を持って考察を重ねることで、ユーザに優しいソフトウェア技術者になって欲しいと考えています。●授業の受講人数予測●マティックスゲームにおける学習効果の向上●人数・性別・成績を考慮した研究グループの作成●CO2排出量最小化経路探索●Kinectを用いた人物特定●個人の感性に即した自動作曲●縮退した都市における最適な政策手段の組合せ探索●混雑緩和を考慮した避難経路生成研究内容社会との接点研究室の横顔人工知能の技術を用いたさまざまな問題の解決人手では解決が難しい問題に対する技術の提供「人間」と「コンピュータ」の両方に興味をもとう!主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]NSD、さくらケーシーエス、テクノバン、情報システム工学、電気通信大学大学院、北陸先端科学技術大学院大学横浜キャンパス3号館7階大谷研究室184

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