研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市生活学科都市生活を豊かにする商品とは何だろうか。それはどんな顧客にどのようにして提供されているのだろうか。顧客が高い満足を示し、コンペティターが模倣できない商品やサービスはどのようにして生まれ、成功を勝ち取っていくのだろうか。ケース研究では現場観察を通して実践的なテーマを検討していきます。【プロジェクト演習概要】具体的な企業のビジネスを対象に、成功している製品・サービス、競争優位を獲得している商品の条件、その要因、コアコンピタンスを分析します。【卒業研究概要】成功し競争優位を獲得している製品は、革新的な要素を持っています。その企画開発プロセスを観察、分析してその要素を解明し卒業論文にまとめます。優れた製品やサービスは、顧客や競合者が存在する社会との対話の中で生まれます。しかしそれは最初から明確で対話さえすれば見つかるということではありません。社会の現実の中に入り込んで、悪戦苦闘ともいえるコミュニケーションを重ねて、誰にとっても未知だったものを発見するプロセスなのです。だからそれはユニークな価値で、他の模倣を簡単には許さないものとなるのです。この研究室では、優れた製品やサービスの本質を考え、またそれらを生み出すプロセス、それを生み出す企業そのものを考えます。したがってこの研究室の研究はすべて、ビジネス社会との接点、現場の中で実施され、その成果は社会に有意義なものとして発信されます。代表的シンクタンクで永年、トヨタ、ホンダ、日産など、内外の多数の自動車メーカーや部品、素材メーカーを顧客として製品市場戦略作りをお手伝いしてきました。多くの成功経験、ときには手痛い失敗経験などを通して、現地、現物をベースにした観察や体験から生まれる実践的で本質的な発想法や着眼点がとても大切なものだと感じています。したがってどのようなテーマであっても、学生諸君が教員とともに、この現地、現物からものを考えるということ、現実に肌で触れながら問題を発見、解決していくことを大切にしたいと思います。業界分析「ショッピングセンターの長期戦略課題」「お笑い芸能プロダクションの経営戦略分析」「パチンコ業界の展望と課題」個別企業分析「スターバックスコーヒーの経営戦略」「日産とルノーの提携成功要因」「アサヒビール大逆転の要因分析」商品開発分析「日本流通業者におけるPBの戦略的位置づけ」競争分析「ファーストリテイリングの競争優位」「ドトールコーヒーの成長要因」「資生堂の中国戦略」地域分析「少子高齢化社会を迎える たまプラーザの展望と課題」「地域社会における商業の在り方」「都市の魅力の評価の研究」「地域チームの集客戦略」研究内容社会との接点研究室の横顔都市生活者を満足させ、豊かにする製品・サービスの競争戦略を実践的に考えるビジネス社会の中で問題をとらえ、その解決策を提案する多数の企業での製品市場戦略策定の経験を、これから社会で活躍する皆さんに伝えたい主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]【製造業】ガスター、ユニフロー 【金融業】巣鴨信用金庫、よこすか葉山農業協同組合 【卸売・小売業】トヨタ部品東京共販、榎本、トリンプスタッフサービス 【運輸サービス業】 ヤマタネ【生活関連サービス業】旅工房 【情報通信業】キールスタッフィング、オフィス24 【飲食業】スカイラーク、ドリームダブルコーポレーション 【進学先】本学大学院 環境情報学研究科(都市生活学専攻)等々力キャンパス2号館4階経営戦略研究室教 授井上 隆一郎学 部 生14名196

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