研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市生活学科想定される主な就職先・進学先公務員、公益事業の企業・団体、マスコミ関係、不動産開発、大学院進学等々力キャンパス2号館3階都市再生研究室教 授明石 達生学 部 生11名都市再生は、都市化された社会に共通の課題です。私たちの世代は、特に先進国では、以前の世代によって既に形成された都市を、どのようにどうやって再構築するかが仕事です。都市の場合、そこには土地や建築やインフラといった多数の資産があり、各々の更新は別々の建築主や事業者の意思で行われます。彼ら多数の多様な主体を都市再生のプレーヤーと考えると、プレーヤーの個々別々の行動が都市を良くすることに自然と向かうためには、ゲームのルールに当たる規範や枠組みが上手に仕組みれているかどうかが重要です。当研究室は、都市を良くする見えない社会的ルールを中心に、多角的な研究をしています。研究室には、地方自治体や都市再開発を行う企業の方々がよく相談に見えます。担当教授の明石達生は、霞が関の中央省庁、政令市の市役所、国の研究所、東京大学大学院の教授など、行政実務と学術研究の両面にわたり幅広く経験を積んできました。とくに都市づくり関係の法令を実社会の具体的な課題に役立てる応用には、幅広いキャリアと多くの経験に裏打ちされた確かなノウハウがあります。大学の研究室という中立的な立場から、時代の第一線で進行中の都市の変化をよく見聞し、的確な助言をするのも研究室の社会的役割のひとつとなっています。都市再生は、幅広いテーマです。研究室では、とくに学生の自主性と自発性を尊重し、学生が選ぶ研究テーマを幅広く受け入れています。担当教授は、中央省庁のキャリア官僚ОBで、かつ、工学博士ですから、社会的な課題でも技術的な課題でもテーマに応じて学生が必要とする指導ができます。また、研究室の運営は、討論が基本です。そのため、研究室のメンバーには、自分の考えをしっかり述べることができ、物事を多角的に見ることができ、理論的に語ろうとする態度を持つことが求められます。●都市政策の政策評価指標に関する研究●東京大都市圏のリノベーションに関する研究●法令に基づく開発規制やインセンティブ手法に関する研究●海外の都市づくり制度に関する研究●都市行政に関する研究●都市に関する社会現象の分析研究内容社会との接点研究室の横顔都市のリノベーションと、ポジティブ・プランニングに向けた公共政策を考える行政実務と学術研究の両面に通じた専門知識で、都市再生に積極的なアドバイス学生の自主性・自発性を尊重説得力ある主張を展開できる人材を育成201

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