研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市生活学科空間デザイン研究室では、私達が日常過ごしている空間の全てを対象にして、使用する側の人間に魅力的である為の方法、技術や知識を研究しています。空間は、人間ひとりの周囲に存在する最小の空間から、公共の場のような不特定多数が使用する空間まで途切れなく繋がり、そして拡がっています。また、空間の中には椅子、テーブルなどの家具や光(照明)等も含まれます。そのような無限の可能性を持った空間を漠然とデザインするのではなく、人間が使う都市、社会を豊かにそして魅力的なモノにするためのデザインを追求しています。そこには多様な方法論や手法論があり、例えば、内部(インテリア)とかエクステリア(外部)という概念を固定して考えるのではなく、多様な使われ方を想定して研究します。また、特に古来より私達の空間に寄り添うように存在している「緑:Green」と建築空間との関係性や関わり方も研究しています。世界各国の建築・土木デザイン、インフラ、ロジスティクスの実例や計画を対象にして、行政、企業、市民などとの協力・共同体制のもとに研究と教育活動を行います。最近では、ディベロッパーへの住居施設に関するコミュニティデザインの提案や、飯田橋~四ツ谷に連続する約1.5kmの「外濠:そとぼり」空間を、世界一魅力的な親水地域にするための建築を含めたデザインに関して、日常生活の視点から満足度を上げるためにアップデートできるライフスタイルの提言や、防備防災の観点を含めた都市空間デザインを調査・研究結果を基に東京都や国へ提案しています。ニューヨークの設計事務所にて世界各国の建築デザインや、建築家として住宅・医療・オフィス・駅・商業空間・都市デザインなどの設計に携わった経験を元に、インテリアやエクステリアという区分を超えて、都市・建築空間デザインの面白さと、デザインの必要性・重要性を教えたいと思います。私たちの日常には、目に見えて認識している状況以外に、見過ごしている状況や環境が非常に多く隠れています。そのような内容を改めて分析してみることで、新しいデザインの方向が生まれてくるものです。特に「モノの見方」や「デザインの伝え方」の手法を熟考し、感覚的に身につけてもらいます。●逗子銀座商店街の再生●鉄道高架下空間における空間利用に関する研究●商業施設屋上空間における用途変化の研究●東京都における住宅地の緑被分布に関する研究●日本の現代住宅における縁(えん)空間への認識を探る●ウィリアム・モリスの植物パターンが 現代のプリントプロダクツに与えた影響の考察●ジングルによるテレビCMの体系化 ~ジングルから見る時代の変遷~●コミュニティ・マート構想モデル事業の実現化プロセスの研究●歴史の再生手法研究・デザイン提案●次世代における立体都市公園の提案●複数世代が集うシェアハウスの提案●台東区谷中の観光による街づくりに関する計画研究内容社会との接点研究室の横顔インテリアやエクステリアデザインという、境界を越えた空間デザインの研究不動産会社へのコミュニティ提案や産学連携による、新しい都市空間デザインの具体的提案空間デザイン力を、学生の将来における国際競争力に繋がるように指導したい主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]パナソニック、LIXIL、トッパンコスモ、IDC大塚家具、長谷工リアルエステート、日比谷総合設備、タイムズ24、ポイント、クレオ、木下工務店、 新生ホームサービス、文化シヤッター、ナイテックス、ソリトンシステムズ、一般財団法人ベターリビング、ORANGE COAST COLLEGE(USA)、本学大学院等々力キャンパス3号館1階空間デザイン研究室准 教 授川口 英俊学 部 生13名205

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