研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市生活学科http://www.makoto-architect.com (:architect site)もっとよい街や建築、とはどういうものでしょうか。感動する建築、使いやすい施設、安全な建物、歩いて楽しいストリート、便利な駅、美しい街。あなたにとってよい街、私にとっていい建築、それは様々です。様々な要求と、ひとつだけの答え。そのひとつをどうつくれば、たくさんの要請に応えられるのでしょう。一見不可能に思える、その方法を、探しています。そのヒントは、自然。自然のしくみから、明日を開く方法が見つかるかもしれません。同時に、ひとの思い、こころに浮かぶイメージが、都市や建築を生成する動力になります。いまはまだないものを思い浮かべることのできる、「想像力」の探求、それもまた、テーマなのです。内外での建築作品やプロジェクトを通じて、その地域と関わっています。同時に、建築はメディアやサイト上で、地域に留まらず世界に広まり社会に影響を与えます。コンピュータプログラムはそのメディア上のもうひとつの存在です。サイト上の記事はコピーや引用で広まりますが、プログラムは「使う」ことで広まります。だれでもそのプログラムを使って街や建築に「いいこと」ができる。それもまた、社会との関わりの大きなひとつです。そして各国での本の出版やレクチャ、シンポジウム、展覧会、コンペの審査員等。これは、本人がメディアになっている場合、といえますね。街や建築の設計は、よいものをつくろうと、あれこれスタディを繰り返して行います。でも、その設計がどういいのか、それは結局、街や建築ができてみないと(十分には)分かりません。これに対して、私たちのカラダは、誰が設計したわけでもないのに、一個の受精卵から成長して、きちんと機能し、自分で修復までも行います。街や建築も、私たちのからだのように、成長し。機能し、再生するようにならないでしょうか。そんな「夢」を、追いかけています。そしてその夢を具体化する方法のひとつが、「アルゴリズミック・デザイン」なのです。卒業研究のテーマは基本的に自由です。いままで3年間学んできたことの集大成として、自分で思うことをつくりあげる、これが大学での最後で最大の機会です。卒業して就職すると、そうそう思ったとおりの作品や研究はすぐにはできないでしょう。思い残すことがないように、自分でやりたいことをとことんやる。自分のいいところ、強いところ、得意なところを伸ばして成果品に結晶させること。そのディレクションを行います。●設計をしたい場合は、自分の「作品」を生成/設計すること。●企画方面に進みたい場合は、その「プロジェクト」を生成/立案すること。どちらの方向も可能です。ここでいう「生成」とは、生み出すこと、そして育ち、成長していくこと、を意味します。小さな双葉の芽生えから育って、いつか大きな樹木になるように、受精卵からやがてヒトができあがるように、建築や街を発生させ育み、豊かな成果とすること。それが目標です。●大学院に進む場合は、そこでの研究に連続するような方向を提示します。●新しい設計方法、「アルゴリズミック・デザイン 」の研究を行ってみたい、という意欲ある学生は、もちろん歓迎します。研究内容社会との接点研究室の横顔自然のしくみに学ぶ、街や建築の新しい設計方法の構築そして新たなイメージの探索各地域の建築設計作品、アルゴリズミック・デザインプログラムの研究開発を通じてよりよい街や建築とはどういうものか、それを探します。そして提案します想定される主な就職先・進学先建築設計事務所/設計会社、官公庁/3セク、ディベロッパー/街づくり組織、ゼネコン/工務店/ハウスメーカー、インテリア/展示関係、コンピュータソフト関係、メディア/映像/ゲーム関係、教育機関 他等々力キャンパス2号館4階空間生成研究室教 授渡辺 誠学 部 生13名206

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