研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔人間科学科教 授小林 由利子学 部 生13名(ドラマ/演劇教育・児童演劇)ドラマと演劇のルーツは、子どもの「遊び」といわれている。このことを基盤にして、クリエイティブ・ドラマやDIE(Drama in Education)やプロセス・ドラマ、児童演劇の理論と方法論について研究している。これらの英米の理論と方法論をどのように日本に適応させていくかについて、フィールドワークに基づきながら研究している。国内外の国際児童演劇フェスティバルの教育的意義、鑑賞教育の意義、地域との関係について、フィールド調査を行っている。ドラマ/演劇を学習媒体にするTIE、アプライド・ドラマ、応用演劇、フォーラム・シアターについてもフィールド調査を実施している。最近、博物館における演劇/ドラマの活用についての共同研究に取り組んでいる。幼稚園・保育所・認定こども園・子どものための舞台芸術フェスティバル・博物館等でのフィールドワークを通して、子どもの「遊び」についての理解を深めるようにしている。さらに、子どもや「遊び」や児童文化にかかわるボランティアをするように方向づけている。フィールドワークを通して、子どもと一緒に遊んだり、「遊び」を観察したり、「遊び」を子どもと一緒に発展させていく経験ができる機会を提供するようにしている。さらに、多文化共生の社会について考えるために、フィールドワークを通して、さまざまな国や文化の異なる人たちと協働できる力を育成したいと考えている。探究心と好奇心をもって、研究にかかわり、そのプロセスで感性と知性を磨き、混とんした状態を抱えながら、先へ進むことができる人材を育成したいと願っている。おもしろいことを他者と共有できるおおらかさをもって、グループ活動の醍醐味をドラマ/演劇を通して、感じ、そして考えていく。●幼児のごっこ遊びにおける現実と虚構の行き来 ─年齢による違い─●国際理解教育実践の検討 ─中東に着目して─●ディズニー映画『美女と野獣』における「恋愛関係」─ベルの野獣への関わり方に着目して─●『もののけ姫』における登場人物の関係性 ─アシタカのサンへの愛について─●『スラムダンク』安西光義のコーチングの特徴 ─「非言語的報酬」と「賞賛」の重要性─●『めぞん一刻』における五代裕作という男性像 ─「男性性」と「人間性」の混在─●現代の女子大生が考える「女子力」 ─内面重視か外面重視か─●秋元康とつんく♂のプロデュースの特徴の比較 ─「気づき」と「口説き」研究内容社会との接点研究室の横顔子どもの「遊び」について、ドラマと演劇の視点から理論的・実践的に探究する子どものためのドラマ/演劇で、社会とつながり、協働し、貢献するおもしろいと思えることに出会い、継続してかかわり、「あ、そうなのか!」という発見の瞬間を経験してほしい主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、児童演劇団、児童文化施設、劇場、子ども関連企業、児童関連研究機関、児童行政関係の官公庁、国際児童関連機関、大学院進学、留学 など等々力キャンパス3号館2階小林[由]研究室213

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