研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔人間科学科教 授井戸 ゆかり学 部 生18名(発達心理学)人間の心身の発達について、生涯発達の視点から探究すると同時に、保育、教育、育児、障害、異文化、社会など幅広い領域から捉えていきたいと思います。気になる子どもへの援助方法や障害児の治療教育、保護者への相談援助、保育者に対する支援、保育者のキャリア発達、日本人の意識、青年期の課題などについて研究しています。なお、日本人の「気がね」の意識についての研究は日本で最初のものとなっています。教員は、保育現場などにおけるフィールドワークを通して、個々の子どもへのかかわり、集団の中での子どもの捉え方、保護者への相談援助方法などについて、保育者と共に考え、助言しています。また、次世代育成支援行動計画や子ども・子育て会議など様々な子育てに関する行政の仕事にも携わり、これまでの調査・研究結果を役立てています。学生の皆さんにもフィールドワークを通して、実際の子どもや保育者の姿を観察すると同時に、そこから多くのことを感じ取り、子どもへの適切な理解や援助に生かしてほしいと思います。さらに、学びを深め、保護者支援ができる力などを身につけ、社会のニーズに対応できる力を養成できればと思います。自由に意見交換ができる雰囲気を保ちながら、お互いの意見を尊重し、信頼できる人間関係を構築していきたいと思います。研究は主体的に進めていってください。教員は皆さんが研究を進める上での助言をすると同時に、皆さんが自分自身を見つめ直し、自分自身をよく知り、職業選択を含めた将来の見通しがもてるよう一緒に考えていきたいと思います。●ADHDの子どもと保護者への援助 ─事例を通して─●子どもの発達障害を受け入れられない保護者の心理●育児不安のある母親への援助●きょうだい間の比較が与える心理的影響●保育所・幼稚園における動物飼育の教育的効果●思いやり行動の発達●子どもの自己肯定感を育むかかわり●子どものコミュニケーション能力を高める環境●青年期における親友の存在●保育者のキャリア発達●日米のしつけの違いと自発性の発達●日本人の意識 ─「気がね」の構造と発達─●化粧行動による心理的効果●恋愛と配偶者選択研究内容社会との接点研究室の横顔生涯発達の視点から人間の心身の発達を研究保育者や教員へのコンサルテーション、子どもへの適切な援助、保護者支援自ら考える力、人とかかわる力、実践力の養成主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]東京都市大学二子幼稚園、渋谷区社会福祉事業団恵比寿のびのびこども園、しらとり台保育園、緑丘保育園、茶々柿の木台保育園、江北白百合幼稚園、聖園子供の家、アーテック等々力キャンパス3号館2階井戸研究室214

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