研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔人間科学科教 授内藤 知美学 部 生17名(児童文化・保育学)子ども理解を原点として、幼稚園・保育所といった遊びを中心とした場で、子どもたちがどのように文化、文化財を受容し、また創造しているのかを、長期的な視点から検討します。また子どもにとって、豊かな文化環境を作り出すための「場」の構造、保育者の援助の方法などについて検証します。子どもを取り巻く文化・教育環境の向上を目指し、歴史を踏まえた長期的視点、かつ保育フィールドを重視した実践的視点から児童文化、保育学研究を行います。子どもを取り巻く保育・文化環境の向上を目指し、児童文化、保育学の専門的知見から保育フィールドを検証し、ふさわしい保育改革・改善を行います。現職保育者や児童文化関係者とともに、児童文化・保育の改善を目指した共同プロジェクトを立ち上げ、子どもの文化環境の整備、保育者の成長支援のためのプログラムの構築、絵本・紙芝居などの児童文化財に関する研究会・シンポジウムの開催、また保護者・地域と連携した子育てや保育の“場つくり”など、積極的に社会的資源を活用し、その成果を社会に還元するように取り組みます。子どもを取り巻く文化・保育環境について文献などで調べるだけでなく、実際に児童文化活動や保育のフィールドに積極的に参加し、フィールドから課題や問題を発見し、調査を通して仮説を検証します。そして子どもを取り巻く環境を改善するために、具体的で実践的な提案ができることを目指しています。児童文化活動や保育のフィールドは、子どものことを真摯に考える人々が協働し活動を展開しています。それらの人々と、信頼関係を築くことができる「人間力」を身につけることも重要な課題です。●絵本の読み聞かせにおける保育者の援助のありかた●ブックスタート運動の普及と現状●言葉の発達 ─年齢による発達の違い─●子育て支援の現状と課題 ─東京都・神奈川県のフィールドワークから─●少子化が子ども文化に及ぼす影響について●子どもの遊びを引き出す環境の検討●絵本の作品論(ジョン・バーニンガム/エミリ・グラヴェット など)●子どもの習い事についての研究研究内容社会との接点研究室の横顔子どもを核に、理論と実践がつながる児童文化、保育学研究保育者との協働による保育改革および家庭教育、子育て支援、保育政策への提言・活動参加子どもを探究し、理論と実践力をもった児童文化や、保育のエキスパートの養成を目指します主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]公立保育所(船橋市)私立保育園(多摩保育園・やまた保育園・こどものいえもも保育園・矢向あけぼの保育園・ナオミ保育園)私立幼稚園(さくら幼稚園・やまた幼稚園)等々力キャンパス3号館2階内藤研究室216

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