研究室ガイド2015
220/254

研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔人間科学科准 教 授倉田 新学 部 生17名(児童福祉・保育)保育は現場が無ければ存在しません。倉田研究室では実際に関東を中心とした15の児童福祉施設と連携しながら、実際の保育活動の調査・観察・実験を行っています。また地域に開かれた保育実践や、保護者と共に作り上げる保育、食育・動物介在型保育などの「いのちの保育環境」、子どもの最善の利益を考え実践する保育、地域の育児支援事業、インクルージョン保育など特別なニーズの子どもへの保育等、保育制度と保育マネジメント等様々な保育に関連する諸問題についての実践研究を行っています。子どもの最善の利益が、実際のフィールドでどのように生かされているのか、いのちを未来につなげていくために持続可能な社会をどう創造するのか。そのために必要な最新の保育思想を創造していきます。本研究室は大学研究と現場研究の架け橋です。21世紀の保育研究は、狭義の研究のみではなく、様々な研究を統合してよりinterdisciplinaryな研究が求められています。そのためには現場と大学研究が相互に乗り入れ、コラボレーションしながら新しい時代に適合した保育を創造していかなければなりません。本研究室では現場が直面する課題の研究を中心として『産学協同』の理論を導入し、理論と実践の融合を目指しています。日本科学未来館の「“おや?”っこひろば」の監修を手掛ける等、今後も倉田がマネジメントする多くの現場を教員ならびに学生の研究スペースとして開放し、現場と学問が遊離しないように時代の先端を行く保育研究を進めていきます。保育や福祉を学ぶことは、人として、人生をどう生きるか、ということを常に問われる仕事に就くということになります。授業を通して、保育の理論だけではなく、人生の哲学を学んでほしいと思います。保育の学習は主体的に考え、主体的に行動し、主体的に実践する実践力が何よりも大切です。積極的に学び行動することで保育ソーシャルワーカーとして必要な、感性や心は磨かれていきます。自由な発想と情熱は保育の原点です。Think Global Act Localとして幅広い知識と実践力を身につけた新しい時代に通用する世界基準の保育者を目指し、保育のプロフェッショナルを養成していきます。主に保育所を中心とした保育思想・保育者論・保育経営・保育制度・特別なニーズを持った子どもへの保育・インクルージョン保育・保育環境論・自然や社会や人との関わりについて研究等が予想される。具体的には●保育思想の変遷と現代保育論●保育所におけるシビリミニマムの改正について●現代の保育所と保育マネジメント●男性保育者の役割についての研究●保育所における食育・食農保育教育の研究●子どもに相応しい保育環境とはなにか●各国におけるインクルージョン保育●障害児に関する先駆的な取り組みについての研究●自然を題材とした環境構成についての研究●子どもの情報環境の現状と、そこから受ける発達影響についての概説研究内容社会との接点研究室の横顔生きた現場の実践を通して、新しい時代に相応しい保育のデザイン・保育思想を創造する子どもの福祉のために、現場とコラボレーションしながら新時代の保育を創造する新しい時代に通用する世界基準の保育者を目指し、保育のプロフェッショナルを養成する主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]ふじようちえん、市川市市川保育園、森の台保育園、星の子愛児園、愛徳幼稚園、小学館集英社プロダクション等々力キャンパス2号館2階倉田研究室218

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です