研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔人間科学科(英米文学・文化研究)等々力キャンパス3号館2階杉本研究室講 師杉本 裕代学 部 生6名教育文化をテーマの柱として、1850年代から20世紀前半までのアメリカ文学を研究しています。1850年代から、アメリカ各地に広がった成人教育講座ブーム(Lyceum Movement)研究を出発点として、教室の設計図や教材販売会社の歴史なお、歴史的資料をつかいながら、文学作品の面白さを考えています。「文学」といっても、19世紀の作家たちは、物語を書くだけでなく、成人教育講座の講演者や学校経営、建築家など多様な活躍をしており、音楽・美術・演劇など幅広い文化の担い手でした。彼らの活躍が、現代までどう影響しているかを研究しています。アメリカ文化は、良くも悪くも、戦後の日本社会に影響を与えてきました。そして今、その影響関係の意味が問い直されています。文化を考えることをは、たとえ過去の事例であれ、経済問題や国際政治の状況、地域ごとの歴史観など、現代社会のなかの様々な価値観と向かい合うことを意味します。また、英語であれ、日本語であれ、身近な表現にどんな感情を込めて使っているのかを考察することで、社会で必要な言語表現力や論理性を養います。また、物語がもつパワーが、教育の場面でどのように活用できるのか、カリキュラム・教材開発にも取り組んでいます。学問とは、世界のあらゆることを対象にして、必死に考えることです。親しみやすい題材を使って、様々な疑問を自ら見つけて持ち寄り、あれやこれやと議論する場所になるといいなと思っています。●英語圏の文学/絵本研究●Youth Culture(若者文化)研究●児童文学研究●「物語」の社会的受容●アメリカのポップ・ミュージック●マンガ研究●英語教育・カリキュラム研究研究内容社会との接点研究室の横顔英語の物語を読んで、面白さや楽しさを論じ、歴史的・文化的な文脈を考える日常生活の言葉や、「自然な」感覚を問い直し、私たちが、どんな時代を生きているのかを考える好奇心を刺激して、文化を楽しみながら、言葉で表現する喜びを共有しよう想定される主な就職先・進学先幼稚園、保育園、インターナショナル・プリスクール、一般企業、公務員、大学院進学、留学225

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