研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔総合研究所再生可能エネルギーである水素を燃料とするエンジンの研究を行っている。具体的には水素エンジンの課題である高出力時にNOx(窒素酸化物)を大量に排出するという特性を改善するための燃焼コンセプトの提唱と、実際のエンジンにおいて、その有効性を実証するための研究を行っている。またこの燃焼コンセプトを実現させるために必要なデバイスである水素高圧噴射弁も独自で開発している。本学が、クリーンで環境負荷が小さく、再生可能エネルギーである水素の燃料としての可能性に注目したのが1970年。以来一貫して水素エンジンの研究が行われてきました。本研究室では水素エンジンの特長を生かし、環境にやさしい次世代のエンジンづくりを通じて、社会への貢献をめざしている。本研究室は、クリーンで環境負荷の小さい水素を燃料とするエンジンの燃焼について研究している。具体的には、エンジンの熱効率(与えた燃料のエネルギーに対してどれだけ仕事をするかの割合)向上と有害物質であるNOx(窒素酸化物)の低減という、相反する二つの目標を同時に実現できる燃焼法について模索している。また、燃焼だけでなく材料やトライボロジーといった様々な分野からのアプローチも行っている。●水素過濃混合気塊燃焼に関する研究●水素燃料エンジン用高圧噴射弁開発に関する研究●水素環境下での材料強度評価に関する研究●水素環境下での機能材料開発に関する研究●水素環境下のトライボ性能評価に関する研究研究内容社会との接点研究室の横顔水素を燃料とするエンジンと、水素を使用する要素・材料技術の研究開発を行っている地球を温暖化や大気汚染から守るために、役立つ研究を行っている水素エンジンの研究では国内最古参、1974年に日本で初めて水素自動車を走行させた主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む][輸送用機械器具製造業][一般機械器具製造業][電気機械器具製造業][鉄道業]日産自動車、トヨタ自動車、スズキ、クボタ、三菱電機、三菱自動車工業、新潟原動機、日立オートモーティブ、ジェイテクト、ボッシュ、本学大学院修士・博士課程水素エンジン研究室教 授三原 雄司・白木 尚人准 教 授藤間 卓也技 士 補中川 研司学部生院 生男子3名男子2名239

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