研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔総合研究所液状化により家が傾くと、住むことができなくなったり、ガスや水道が出なくなったりします。この被害から地域全体を復旧させるには、かなりの時間と費用を必要とします。そのため、これらの被害を減らす最も有効な手段は、液状化を起こさせないこと。そこで、液状化を防止する方法の一つである「薬液注入工法」に着目し、誰もが安心して暮らせるよう、また、安全で、環境にも優しい技術の開発を目指しています。東日本大震災では、液状化によって家が傾いたり、生活に欠かせないガス管や水道管などの公共インフラが寸断したりするなど、多くの被害が発生し、今でも大きな社会問題になっています。地盤工学は“縁の下の力持ち”的分野ですが、都市の基盤を支える重要な学問の一つとなっています。“事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!! ”という名台詞(?)もありますが、研究と実際の施工も相異なることがたくさんあります。しかし本研究室では、中立的な立場から多くの企業と連携をすることで、現場に近い研究を行っています。そのため、現場での苦労話や、ハプニング、仕事に対する意気込みなど、就職してからの世界を肌で感じることができます。本研究室は、外部企業との接点にあり、研究開発を行っています。関連する卒業研究は、工学部 都市工学科 地盤環境・末政研究室(P.97)を参照してください。研究内容社会との接点研究室の横顔地震による液状化から都市を守る地震による災害の軽減と、自然に優しい技術開発多くの企業と連携し、現場の見える研究主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]地盤環境評価研究室教 授末政 直晃240

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