研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔総合研究所地震発生による様々な様式の被害を一連の連鎖システムとして捉え、その相互関係を明らかにすることでより詳細な被害想定技術を構築し、これによりもたらされる横断的耐震技術の統合化を目的とします。また、関連して横断的観点での防災技術教育の在り方を確立します。地震の発生は、津波、地盤変状、ライフライン断絶、機械・建築・土木構造物損傷、情報ネットワーク停止など様々な様式の被害をもたらします。現在、耐震設計技術や被害様式の解析技術は、年々技術の高度化がなされてきていますが、多くの場合は、個別の地震イベントによる観点での技術であり、連鎖する一連のシステムとして地震被害事象を捉え横断的かつ多角的に評価し得る技術はほとんどありません。本研究では、横断的かつ多角的視点での耐震技術の統合化であり、研究成果は、我が国の社会貢献に大きく寄与することが期待できます。また、防災技術者の育成の観点から防災技術教育の在り方についても検討しています。地震被害を一連のシステムとして考え、その相互関係を研究するために、東京都市大学で耐震関連分野に携わっている研究者が学科を超えて集合しました。研究室は、2012年度に立ち上がり、現在は、工学部原子力安全工学科、都市工学科、建築学科から集まっています。また、各研究室間の懇親や所属学生による合同研究報告などを行います。●サイズミックインタラクションの系統的検討と横断型防災技術教育の確立研究内容社会との接点研究室の横顔横断型研究体制を構築し、地震被害の相互作用を解析・評価することで耐震技術の統合化をはかる安全な社会環境への貢献と防災技術者の育成横断的研究分野の研究者が集合主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]耐震技術関連メーカー、行政・自治体、研究機関 など広域型地震防災研究室教 授吉川 弘道 ・ 濱本 卓司藤本 滋准 教 授古屋 治講 師牟田 仁241

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