研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔機械工学科先端材料や先進構造材料の力学的特性を、実験とコンピュータ・シミュレーションの両面から解明しています。①航空機の機体や自動車の車体に用いられているハニカム・サンドイッチ板(アルミ箔や紙などを蜂の巣状に 貼り合わせ両面に板を接着した板)など構造材料に関する力学的特性の研究を行っています。②航空機・機体の疲労寿命信頼性向上のための研究をしています。③非破壊診断や最適化設計といった逆問題と呼ばれる分野を中心として、コンピュータ・シミュレーション技術とその応用に関する研究をしています。材料力学とは、構造物や機械が外部からの力を受けたとき、どのような変形を起こすのかということを専門的に研究する学問です。最近、地球環境の問題が強くいわれていますが、自動車などの移動体についていえば、いかに軽くて強い材料あるいは部品が提供できるかが問題解決のキーポイントになります。そのため本研究室では、軽くて強いハニカムサンドイッチ板について研究し、より有意義な構造材料の利用方法を提案しています。また、航空機・機体構造の信頼性を向上させるための研究を行っています。構造材料のさらなる機能の向上や資源節約につなげるため、現代の機械設計やメンテナンスには不可欠なコンピュータによる解析技術とその応用に関する研究も行っています。材料力学は、機械設計などに関わる場合には、欠くことのできない学問であり、将来どのようなエンジニアの分野に進むにせよ、避けることのできない学問です。本研究室で材料力学を専門的に深く学び、自分だけの研究に着手することは、エンジニアとして生きていく上で、非常に意義ある第一歩といえるでしょう。●ハニカムコアサンドイッチ板の衝撃特性に関する研究●ランダム波形下の疲労寿命予測に関する研究●減肉配管における断面寸法の非破壊評価●LSI用電解めっき装置の最適化設計に関する研究●ハニカムコアサンドイッチ板の疲労強度に関する研究●ボルト締結構造体におけるねじ軸力の非破壊評価●リチウムイオン電池の非破壊診断に関する研究●メタライズ接着強度に関する研究研究内容社会との接点研究室の横顔構造材料の力学的特性の解明地球環境にやさしい構造材料の開発どの分野のエンジニアになっても必ず役立つ研究ができる教 授大塚 年久准教授講 師小林 志好岸本 喜直学 部 生男子21名院 生男子4名主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]スタンレー電気、東電設計、古河機械金属、ニフコ、富士ゼロックスアドバンストテクノロジー など世田谷キャンパス11号館5階材料力学研究室26

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