研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔機械システム工学科実世界に働きかける機能を持つ知能化システムであるロボットの運動制御技術を研究しています。現在は、人型ロボットの全身協調による作業動作の実現と、人間の姿勢維持に基づく高度なバランス制御、モジュラーホームロボットの開発、日用品を扱うロボットの自律的な動作生成と運動制御を主な研究課題としています。またこれらの基本となる、動力学と拘束を考慮したロボットの運動制御法や振動抑制理論の研究には多くの実績があり、それらを適用した宇宙ロボットや、実時間動作生成と制御にも力を入れ、独自のロボットシステムを実現することを目指しています。科学の進歩とともに機械システムは複雑化しており、技術者は、ハードウェアとソフトウェアの両面についての知識を広く持ち、システム全体の構成や挙動を理解して適切に制御することを求められています。ロボットシステムではさらに、人間や生活環境のような動的に変化し続ける対象に対して、適切な時間内にどのように働きかけるのかを常に意識すること、すなわち実時間性を考慮しなければなりません。これはロボットに限らず、自動車・鉄道・航空機などの乗り物から家電・携帯電話などの生活必需品に至るまで、現在、私たちの身の回りにあるシステムすべてに必要な技術であり、ロボットの研究開発は、社会へ新しい技術を提供することと密接に関連しています。研究室では、規律を忘れずに一人一人が自律し、自由な環境を作りながら、研究に対する進取の気概、理論と実践を常に意識した研究者として行動することを基本としています。国内・国際会議への参加、研究室主催の講演会や競技会、産業技術総合研究所や国内外の大学との共同研究などを通して、国内外の研究機関・企業・研究者と交流し、常に新しい情報に触れ、トップレベルの研究開発に日々努めています。また、知的活動には心身の鍛錬も不可欠。多くの行事を通して、研究生活を楽しむことも大切にしています。●人型ロボットの全身協調による作業動作の実現●人間の姿勢維持に基づく人型ロボットの高度なバランス制御●モジュラーホームロボットの開発●日用品を扱うロボットの自律的な動作生成と運動制御●宇宙機・軌道上システムの反動を考慮した運動生成と制御研究内容社会との接点研究室の横顔ロボットの運動制御技術を利用して、社会生活の中で人を支援する機械システムを研究開発する機械システムの応用分野であるロボットの研究を通して、システム全体を理解できる技術者を育てる一人一人が自律して活動する自由な環境の中において、ロボットの研究を楽しみ、未解決の課題に集中する主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]日立製作所、東芝、三菱電機、三菱重工業、三菱プレシジョン、浜松ホトニクス、キヤノン、島津製作所、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズ、KDDI、ヤフー、NHK、NECエンジニアリング、大日本印刷、日立オートモティブシステムズ、オリエンタルモーター、ミネベア、ダイキン工業 そのほか多数世田谷キャンパス11号館3階ロボティックライフサポート研究室教 授D.N.ネンチェフ(金宮 好和)准 教 授佐藤 大祐学 部 生男子14名 ・ 女子1名院 生男子14名 ・ 女子1名http://www.rls.mse.tcu.ac.jp37

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