研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔原子力安全工学科日本は世界有数の地震地帯であり、地震により生じる地震動や津波に対する原子力施設・設備の安全性確保が最重要課題となります。そこで、原子力関連の建物、機器・配管などの耐震安全性を保つために日本が世界でリードする耐震・免震・制振技術をさらにレベルアップし、地震時における施設や機器・設備の健全性と力システム全体の機能維持を図ります。また、免震・制振技術を含む最新の耐震技術を応用した新たな科学的・技術的知見に基づく耐震安全性技術を開発します。我が国は四季折々の自然に恵まれていますが、一方世界有数の地震地帯であり地震、津波、さらに火山など、その対応を誤ると社会に大きな災害を生じる可能性があります。このため、研究室では、研究成果を実用化し、実際の構造物に適用することで構造物の耐震安全性の向上に貢献しています。さらに、自然災害に対する安全確保技術の高度化を図り、より安全な社会、住環境を目指しています。また、国際的視野に立ち原子力耐震安全技術の情報を発信します。2010年に原子力政策・耐震研究室が立ち上がり、2013年から原子力耐震工学研究室として独立しました。研究室では、コンピュータを使用した解析ばかりでなく各種実験を合わせて実施することで、より確かな耐震技術の確立を行っています。また、研究の成果は、所属学生により国内はもちろん国際会議にて報告しています。他の大学や企業、研究所との積極的な共同研究も盛んに展開しています。●原子力施設の次世代免震構造に関する研究●原子力機器・配管の制振技術に関する研究●機器・配管系の耐震安全性の高度化●新型原子炉の安全確保の考え方●プラント振動を利用した振動発電に関する研究●振動発電を利用したプラント機器・配管の振動センサーシステムに関する研究●原子力機器・配管の振動を対象とした制振装置に関する研究●高減衰材を用いた原子力配管の耐震性向上に関する研究●プラント機器・配管の劣化診断法に関する研究●プラント配管を対象とした片持ちはり型制振装置に関する研究●天吊り形式の機械構造物に関する耐震性の高度化●ウレタンエラストマーを用いた積層型免震装置に関する研究●空気ばねを用いた三次元免震機構に関する研究●クラッド材料を用いた原子力配管システムの耐震性向上に関する研究●コイルばねを用いた多段分散型制振装置に関する研究研究内容社会との接点研究室の横顔原子力施設・設備のより高度な耐震安全性確保のための新しい技術を研究・開発耐震安全性技術の実用化や実際の建物や、機械設備への適用による耐震安全性の実証国際的視野に立ち、原子力耐震安全技術の情報を発信します主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]原子力プラントメーカー、行政・自治体、原子力規制関連官庁、原子力プラント保守関連会社、電力会社、振動制御関連メーカー、機械系メーカー、計測検査関連会社、研究機関世田谷キャンパス10号館2階原子力耐震工学研究室教 授藤本 滋准 教 授古屋 治45

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