研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔医用工学科優れた人間の知覚機能を科学的に解明し、デバイスやシステムに応用することにより、人工知覚や知覚機能を拡大するシステムの研究開発を行います。更に生体への熱的かつ電磁的ダメージが極めて低いマイクロスポット大気圧プラズマ源を用いた生体組織・細胞への直接照射を行い、疾患治療や再生治療も視野に入れた“プラズマ医療”に関するメカニズム解明及び臨床応用を行っています。知覚機能を拡大するシステムに関しては、人間の音声の発話機能を解明し、それを音声合成に応用する研究並びに仮想空間において視覚や聴覚に関し実体験に近い環境を作り出し音場空間の創成を行うスピーカーアレイシステムの開発を行っています。また非接触で生体用電気機器への電力伝送する技術の研究を行っています。知覚機能の解明とデバイスやシステムへの応用は、一般社会における大きな貢献となります。プラズマ医療は、薬物を使用せずに症状を緩和・治療することが可能であるため、全く新しい治療法による社会貢献が期待できます。また、人間の知覚感度の向上例としてマイクロホンアレイにより聴覚の感度を向上させることができますが、これにより、地震などの災害現場において、瓦礫に埋まっている生存者の早期発見が期待できます。バイオセンサの開発からLSI並びにデジタル回路などのハードウェア開発、更にシステムをコントロールするソフトウェアの開発を広範囲に行っており、社会に出てから即戦力となる技術を習得できます。[研究室ポリシー]ハードウェア開発、ソフトウェア開発などのスキルを学部生の内に身につけ、就職後即戦力となるよう指導[研究室の雰囲気]大学院生、学部生が協力して研究を遂行するので、就職活動のことなども先輩から指導を受けることができる。大学院生は泊まって実験することが多い。[指導教授の学生に対する要望]目的意識を持って、何事にも取り組んで欲しい。●プラズマ照射による火傷・創傷部位の治癒とメカニズム解明●プラズマ照射・吸入による脳疾患・心疾患・呼吸器疾患の改善・治療●カーボンナノチューブを用いたバイオデバイスの開発●生体親和性ナノカーボン材料を用いたブレイン・デバイスインターフェースの構築●高分子/ナノカーボン材料を用いたバイオセンサの開発●高周波音波の知覚に関する研究●リアルタイム音場制御用スピーカーアレイシステムの開発●音声合成のための基礎的研究●非接触電力伝送技術の研究研究内容社会との接点研究室の横顔バイオセンシングと音響システムとの、新たなるコラボレーション環境保護並びに医療福祉分野への貢献産業技術総合研究所や企業との共同研究産業界で即戦力となる技術者の育成主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]三菱電機、コニカミノルタ、京セラ、アルパイン、凸版印刷、日本電気計器検定所、都立産業技術センター、トヨタ自動車、ブリジストン など世田谷キャンパス3号館3階知覚システム工学研究室教 授桐生 昭吾 ・ 平田 孝道助 教筒井 千尋学 部 生男子16名 ・ 女子4名院 生男子17名 ・ 女子8名49

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