研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔電気電子工学科リニアモーターカーは、未来の技術としてこれまで語られてきましたが、十数年後には東京−名古屋、さらに数年後には東京−大阪を結ぶ、大都市間の大量輸送交通機関として、いよいよ建設が始まろうとしている、まさに今、注目の技術です。このリニアモーターカーに使われている中核技術である、リニアモータ、磁気浮上、超電導の研究を行っているのが当グループです。リニアモータ・リニアアクチュエータ、各種磁気浮上・磁気支持システム、超電導バルク応用機器など、関連する多種多様な研究テーマを扱っています。さらに、モータの概念を大きく変える意欲的な提案として、環境・資源問題に配慮したオールアルミモータの研究も行っています。リニアモータや磁気浮上の分野では、国内でも国際的にも昔から有名な研究グループです。広い意味で産業応用機器分野であるため、産業界との緊密な連携が必要な研究がほとんどで、企業との共同研究や、最先端のモノつくりに触れる機会も多い研究室です。次世代につながる、新しい電磁駆動システムを提案することが、研究グループとしての大きな目標です。学生の自由な発想を、教員の指導を受けながら現実味のあるモノに発展させていくことが、この分野の研究の醍醐味であり、毎週の研究ミーティングで、中身の濃いディスカッションをしながら研究を進めます。教員の指導や学生相互の提案を取り入れつつ、自分で考える力を養い、社会に適応しつつきらりと光るエンジニアを育成します。●オールアルミモータの巻線構造に関する研究●オールアルミモータの駆動方法に関する研究●Switched Halbach arrayを用いたリニアアクチュエータ●吸引力を用いた短ストロークリニア振動アクチュエータ●磁極面積可動型リニアアクチュエータ●3自由度を集合制御する電磁石吸引形磁気浮上系の検討●力・加速度センサを用いた位置センサレス磁気浮上系の検討●永久磁石形渦電流ブレーキシステムの最適化●メッシュ状導体を用いた交流電磁石形誘導反発磁気浮上●バルク超電導体パルス着磁時の磁束クリープ状態の観測研究内容社会との接点研究室の横顔リニアモーターカー関連技術、さらに新しいモータの姿を追求して様々な電磁システムを研究電磁システムを幅広い産業機器に応用するため、共同研究などで産業界と緊密に連携学生の自由な発想を、現実味のあるモノに発展させていく主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]関東電気保安協会、応用地質、Azbil、シンフォニアテクノロジー、山洋電機、山加電業、日研総業世田谷キャンパス10号館4階電気機器研究室准 教 授鳥居 粛学 部 生男子8名院 生男子2名(電磁システムグループ)58

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