研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔エネルギー化学科高分子化学は、分子量が非常に大きい分子からなる高分子化合物の合成や構造・物性に関わる化学の一分野です。今後ますます重要となるエネルギー・環境分野、エレクトロニクス分野、医療分野においても、高分子化合物および分子集合材料は新しい機能材料の旗手となる物質です。最近取り組んでいる主な研究テーマを以下に記します。●新導電性ポリマーによるリチウムイオン蓄電デバイスの高出力・大容量化技術の開発●一次元的な無水プロトン・電子両伝導チャネルをもつ新規な燃料電池固体電解質の開発●新構造単位をもつ導電性ポリマーの開発と有機薄膜太陽電池への応用●刺激応答性をもつイオン導電性ポリマーの開発と機能性電解質への応用●有機リンの特徴を生かした新規リビングラジカル重合法の開発研究内容はシーズ指向、つまり提案型のアプローチが強いと思います。しかし、研究の方向性は次世代の機能材料・デバイス開発に明確にフォーカスされているので、大型の競争的外部資金導入による研究助成事業や大手自動車会社など複数社との共同研究を実施しています。高分子合成化学、材料化学、液晶化学、光化学を基盤として、新規な重合反応・素反応開発から、化合物合成、物性・構造評価、さらにナノ構造に起因する新機能開拓まで一貫して行っています。素材としては自然界に存在する天然物由来の化合物や簡単に入手できる汎用化合物を対象にし、それらの潜在的な特徴を化学の力で引き出すことによって、産業上有用な物質へ変換することを目指しています。材料開発のスキルを身につけたい学生にはやり甲斐のある研究環境を提供できると思います。●新しい導電性ポリマーの化学合成、光化学合成、電気化学合成●導電性ポリマーのエネルギー関連材料への応用●刺激応答性ポリマーの合成と環境エネルギー分野への応用●液晶ナノ構造材料の開発と電池材料への応用●新リビングラジカル重合法による高機能化ポリマーの開発研究内容社会との接点研究室の横顔未知の高分子化合物を探究し、次世代の機能材料&デバイスの開発を目指します産官学共同で研究を実施し、成果を迅速に社会還元します社会が求める材料開発のスキルを磨きます主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]日立化成、YKK、住友ゴム工業、大興製紙、埼玉県庁、ケーイーシー、新日本空調、NTN、ニチビ、フジパン、TOTOバスクリエイト、沖縄銀行、旭電機、真工社、狭山市教員、アツギ、東京ガスコスモ、王子コンテナー、亨有堂印刷所、東京インテリア家具 など世田谷キャンパス6号館4階高分子・バイオ化学研究室教 授金澤 昭彦学 部 生男子8名院 生男子9名 ・ 女子1名(機能性高分子)67

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