研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔エネルギー化学科世田谷キャンパス6号館B1階エネルギーナノ材料研究室(有機構造化学)私たちの生活を豊かにする材料は小さな分子の集合体であり、すなわち材料の機能や性能は材料を構成する分子の性質・機能、ならびにそれら分子の集積構造に依存しています。私たちの研究室では、機能材料の設計を材料構成要素である分子そのものから行い、同時にその高次構造を制御することで新しい機能材料・エネルギー材料の開発を進めています。特に材料構成要素となる分子単位としては有機化合物ならびに有機金属化合物をターゲットとしており、その機能性を最大限に発揮させることを目的として材料の精密高次構造化技術について研究を行っています。研究の基礎部分については大学の研究室内で行う実験を中心に進め、一方の応用面に関しては特に大学外の共同研究先と連携して行います。関連企業などと共同研究を進めることにより、社会に貢献できる材料開発の最先端を効率的に社会に還元できます。また研究成果の社会への発信については、専門家の集まる学術会議だけでなくワークショップや一般展示等により広く取り組んでいきます。エネルギー材料・機能材料の研究には、その基礎となる材料化学、高分子化学、有機化学、有機金属化学の知識・技術の修得だけでなく、それらをいかにつなぎ合わせ展開するのかという応用力も求められます。当研究室では、基礎から応用まで広く携わることのできる研究環境を最大限に活用し、日々の研究を通じて、基礎知識だけでなくそれらを応用する具体的な手法や考え方、すなわち実社会に求められる仕事の推進力を身に付けてもらうことを教育の主目的としています。●ナノ構造材料の新規超高速合成法の開発●共役高分子への金属元素導入法の開発と導電材料としての応用●エネルギー変換材料ならびに外部刺激応答性材料の開発●光機能性高分子材料の新規合成法に関する研究●遷移金属触媒による精密高分子材料合成法の開発研究内容社会との接点研究室の横顔分子デザインを鍵としたエネルギー材料・機能材料の開発を目指します産学共同研究を通じて研究成果を実社会に基礎から応用まで広く学べる研究環境で、自身で考え前進する力を育みます想定される主な就職先・進学先総合化学メーカー(繊維・油脂・塗料など)、石油化学関連、電子材料メーカー准 教 授塩月 雅士学 部 生女子2名71

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