研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔エネルギー化学科本研究室では、次世代の燃料である水素を燃料とした高効率でクリーンな発電装置である燃料電池を主な研究対象とし、燃料電池に関する材料、部品、装置およびシステムについて幅広く研究している。具体的には、低価格で高性能且つ高耐久性を実現するために改良を加えた固体高分子形燃料電池を研究室で製作し、発電特性の評価を行っている。また、固体酸化物形燃料電池の小型簡易評価システムを開発し、電気と水素のコージェネレーションに適した固体酸化物形燃料電池の発電方法の検討を進めている。水素のようなクリーンでかつ再生可能なエネルギーを使用する社会を作ることは、現在地球が抱えている温暖化や大気汚染などを防止する重要な課題であり、世界中の国々が力を入れて研究開発を進めている。本研究室では、企業などの協力を得ながらより実社会に近い環境下、世の中の要求に直結した研究を行っており、その研究成果は世界中から注目されている。研究スタイルは、先輩と後輩がグループを組んで研究課題に取り組む。グループの課題の中から個人のテーマを設定して卒業研究を進める。そのため、仲間同士のコミュニケーションや議論を活発に行い研究に取り組んでいる。●基礎的な研究からシステム化研究、さらには実機を想定したモノ作りまで一貫した研究を行っている。●企業と積極的に共同研究を行い、実用化を意識した実践的な技術者教育を実施している。固体高分子形燃料電池関連テーマ●固体高分子形燃料電池の100℃以上における常圧発電特性●固体高分子形燃料電池の100℃以上における加圧発電特性●スルホン化ポリエーテルエーテルケトンを触媒層のプロトン伝導体に用いた固体高分子形燃料電池の発電特性●発電条件がスルホン化カーボンを触媒層のプロトン伝導体に用いた固体高分子形燃料電池の発電特性に及ぼす影響●触媒層の作製条件がスルホン化カーボンを触媒層のプロトン伝導体に用いた固体高分子形燃料電池の発電特性に及ぼす影響●スルホン化3メルカプトプロピルトリメトキシシランを触媒層のプロトン伝導体に用いた固体高分子形燃料電池の発電特性固体酸化物形燃料電池関連テーマ●高酸素利用率が固体酸化物形燃料電池の発電特性に及ぼす影響研究内容社会との接点研究室の横顔水素を中心とした、クリーンなエネルギー変換システムの研究地球を温暖化や大気汚染から守るために、役立つ研究を行っている燃料電池の要素研究からシステムまで、幅広い研究範囲が特徴主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]トヨタ自動車、富士電機、アズビル、アライドテレシス、日本エンジニアリング、司測研、横浜国立大学大学院、本学大学院自動車メーカー、電機メーカー、計測器メーカー、通信機器メーカー、エンジニアリング会社世田谷キャンパス17号館1階水素エネルギーシステム研究室教 授武 哲夫学 部 生男子9名 ・ 女子1名院 生男子1名(燃料電池)72

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