研究室ガイド2015
80/254

研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔建築学科文化としての建築に関して研究します。建築は社会との密接な関係の中で成立します。変化の激しい現代社会やくらし、都市にとって、今までにはない新しい建築が必要とされています。それがどのようなものか様々な角度から研究したり、提案したりしながら探っていきたいと考えています。地球的な規模で現代の都市は、過去に例のない規模となり、様々な現象を生み出し、今後さらに拡大しています。一方で人口減少、高齢化など都市の縮小化もあります。こうした様々な問題に対して、実際にある都市、街を対象にしてその現象を分析し、それに対して提案します。また、現実の社会で行われるコンペ(建築設計競技)などに参加することによって、社会の中で今までになかった新しい建築を提案する活動を行います。社会にでて必要なのは自分自身の視点です。本当によい空間を五感で感じ、考えることで自信を持って、現在の状況から新しく変えていくための気持ちを持つことが大切だと考えています。そのためには、各自の考え方をお互いに表明して討論していくことを大事にしています。3年では、東京ならでは空間を自分なりに探し出して、それをビジュアルと簡単なことばで表現し、さらにその空間を実測するプロジェクトを行いました。またコンペへの参加では、討論しながら自らのアイデアを簡潔に一言で語る習慣をつけると同時に、チームで新しいものを生み出していくダイナミズムの中で、自らのアイデアを捨てる勇気をもつことや、集中力や瞬発力が求められます。素直な自分のあり方が見つけられればよいと考えています。【卒業設計】 ●大きな屋根の下で ─中山間地域における農業共同体の再生 ●市民のための新しい音楽施設 ●元ある場所へ ─八ッ場ダムが語る記憶の塔─ ●表裏する情感 ─単身者が集まって住むこと─ ●萩ガラス工房【卒業論文】 ●密集市街地の改善における誘導手法の効果と課題に関する調査研究 〜月島地区における整備手法を対象として〜【修士設計】 ●地域に開かれた高齢者福祉施設のあり方に関する調査研究 ●渋谷の迷路性に関する研究 ●扉からみる街の変容 ─新宿ゴールデン街─ ●港町に残る町並みと歴史的家屋の実態の分析と利活用に関する研究 ─富山県射水市 内川周辺地区─研究内容社会との接点研究室の横顔現代にふさわしい新しい建築空間に関する研究現代都市の景観、現象、魅力に関する研究、建築設計の実践自分らしい考え方を確立する主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]JR東日本、大和ハウス工業、ブランテック設計事務所、大林組、清水建設、積水ハウス、他大学大学院、本学大学院世田谷キャンパス4号館3階堀場研究室教 授堀場 弘学 部 生男子9名 ・ 女子4名院 生男子8名 ・ 女子4名建築設計78

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です