研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔建築学科地球環境問題の認識と低成長経済の定着により、これまでのようなスクラップ・アンド・ビルト方式の建築の作り方は否定され、ひとつの建築を長く大切に使用する長寿命化へと大きな方向転換が進行している。このような時代に対応して、本研究室では、現在、「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」、「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」、「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」の3テーマのもとに研究を行っている。「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」は20年以上継続的に行っており、その成果は1999年度日本建築学会賞受賞により社会に認められた。「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」は10年以上の歴史があるが、2度にわたり国の科研費補助を受けており、そのテーマの重要性が認識されている。「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」は最も新しいテーマであるが、建築の形態・構造・機能の関係を自然界から学び取る魅力的な研究テーマである。「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」、「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」、「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」の3テーマは、利便性のみを追いかけたため住みにくくなってしまった現代都市を、安全で快適な自然共生型都市に作り変えるための研究である。当研究室は、21世紀を担う柔軟な思考と何でもやってやろうというチャレンジ精神をもつ学生諸君が集まってくれることを期待している。研究内容社会との接点研究室の横顔自然から学ぶ建築の形態・構造・機能、モニタリングによる診断技術、都市機能補完型海洋建築より安全で快適な都市建築の、形態・構造・機能のありかたを社会に発信柔軟な思考と何でもやってやろうというチャレンジ精神を期待!!主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]国土交通省、さいたま市、大成建設、長谷工コーポレーション、小田急電鉄、共立建設、伊藤建築設計事務所、小松原工務店、本学大学院、法政大学大学院世田谷キャンパス4号館3階濱本研究室教 授濱本 卓司学 部 生男子6名院 生男子4名建築構造学●軍艦島における映像・音・振動統合モニタリング●粒子法と個別要素法を用いた建築物の津波崩壊解析●衝突・爆発に対する建築物の衝撃応答解析81

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