研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔建築学科光や色などの視環境を中心とした環境心理学について研究をしています。住宅、飲食空間、街路、広場などを対象として、人間の心理・行動を考慮した照明計画と色彩計画について提案することを目標としています。また、人間が環境のなかでどのような行動をとっているか、環境に対する働きかけは何か、環境をどのように認知しているかについて、観察や実験を通して明らかにしようとしています。実生活において、私たちが照明や色彩をより上手く活用するための知識や方法を提供しています。また、人間と環境との関係を明らかにし、デザイナーとユーザーのギャップを埋めようと試みています。照明デザイナーと共同で、建物や街路の光環境計画を行ってきました。研究室の活動は全国的に見ても類のないもので、新聞やテレビなどのメディアで取り上げられることが多くあります。また書籍の制作も行っており、2009年には「街に描く」(理工図書)が、2010年には「ストリート・ウオッチング」(誠信書房)、「Lighting by Yourself」(オーム社)「写真で見つける光のアート」(雷鳥社)が出版されました。本研究室では、建築環境工学において、照明や色彩など視環境の分野を中心に扱っています。環境の適切な初期条件を設定することよりも、環境の人間に対する働きかけに重きを置き、人間と環境が相互に影響をおよぼし合う仕組みを解明することを目標としています。研究活動以外に、大学キャンパスを光で装飾するキャンパスイルミネーションや街づくりのためのライトアップのイベントなども行っています。詳しくはHPをご覧下さい。http://kobayashilab.net研究内容社会との接点研究室の横顔光を中心とした環境要素が、人間におよぼす影響について検討照明や色彩を、生活のなかで活用するための方法を提供人間と環境の関係を、建築という視点から解明するユニークな研究室主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]JR東日本建築設計、ルミネ、東急建設、フジタ、大成有楽、一条工務店世田谷キャンパス4号館3階小林[茂]研究室建築環境設備学教 授小林 茂雄学 部 生男子4名 ・ 女子6名院 生女子1名http://kobayashilab.net卒業研究では、所属する学生と相談の上、課題を設定しています。今までには次のようなテーマがありました。●誘目性を考慮した室内配色計画●照明デザインと視環境シミュレーション●見知らぬ者同士の交流を促す環境計画●都市の落書きとストリートアート●光によるまちづくり(富山県、岐阜県、静岡県など)●夜間屋外空間の防犯性能を考慮した光環境計画89

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