研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔都市工学科Civil Engineeringはすべての工学の原点となった総合工学です。本研究室では、プロジェクトマネジメント技術により、調査、計画、設計、建設、維持管理をすべて含むプロセスの管理技術を研究しています。プロジェクトマネジメント技術はまさに個別の技術を統合化する技術であり、他の学科では絶対にできない分野です。更に、近年は、災害支援システムや都市施設や環境改善の人間の健康・ストレス軽減に及ぼす効果も研究しています。東日本大震災をきっかけとして、社会の安全と福利を増進するためには、施設などのハードウェアだけではなくソフトウェアを組み合わせることが必須であることが再認識されました。人間の心理や脳の働きはまさに人間のあり方に直接影響することから、ソフトウェアの構築に不可欠の視点です。また、プロジェクトマネジメントの研究では、限られた財源のなかで、環境との共生をはかりながら、国民の福利の向上をはかる事業のあり方を研究しており、国民から真に感謝される技術者の役割を研究しています。更に、Civil Engineerの仕事は我々人類の福祉と結びついてもいるのです。公正・自由・自治という建学の精神は、本研究室の運営でも十分に生かされています。教職員と学生は教育・研究をともに推進する仲間として活動します。また、責任のある自治とそれに伴う自由な風が、研究室内には溢れています。研究活動では、自ら選択したテーマについて教職員と一緒に知恵を出し合い、その成果を連名で学協会誌で発表します。原則として、院生は修了までに国際会議での発表をすることを目標にしています。研究の目的は、このような活動を通じて学生ひとりひとりの技術者としての能力を高めることにあります。研究内容社会との接点研究室の横顔マネジメント、災害支援、そして福祉へCivil Engineeringの復権を目指して国民に感謝されるCivil Engineering学生と教職員が知恵を出し合う自由な研究室主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]国土交通省、東京都、静岡県、JR東海、長大世田谷キャンパス10号館中2階計画マネジメント・皆川研究室●災害マネジメント●都市環境とストレス軽減効果●脳科学・心理学とプロジェクトマネジメント●シビルエンジニアの使命と倫理●建設プロジェクト論●脳科学・心理学と社会安全教 授皆川 勝学 部 生男子6名院 生男子4名92

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