研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ画像工学研究室世田谷キャンパス3号館 3階画像処理関連技術と、コンピュータグラフィックス関連技術の研究教育ツール、監視カメラ、映像制作や医療応用などに貢献学会発表などを通じて、社会で通用する人材の育成を目指す人間が得る情報の約80%を占めると言われている視覚に関する研究を行っています。具体的には画像処理関連技術とコンピュータグラフィックス関連技術です。画像処理関連技術には、画像そのものを人間が理解しやすいように編集する画像処理技術と、画像の中に写っている物体の認識を行う画像認識技術とがあります。一方、コンピュータグラフィックス関連技術では、自然界と同じ映像を人工的に生成するビジュアルコンピューティング技術と、視覚だけでなく触覚なども取り入れた人間の五感を仮想的に実現するバーチャルリアリティ技術があります。画像処理技術を用いると、実写真から絵画風画像を生成したり、大量に撮影した画像から似たような画像を自動的に検索したりすることができ、教育ツールの制作などに役立てられます。画像認識技術を用いると、人間の顔認証や人物の行動追跡が行え、監視カメラなどに応用できます。一方、ビジュアルコンピューティング技術を用いると、実写真では撮影できない映像を制作することができ、映画制作などに利用できます。バーチャルリアリティ技術では、視覚と触覚を連動することにより、生け花や手術の練習が可能となり、教育ツールや医療応用などに貢献できます。大学に入学してから勉強してきたことを積み重ねることにより、より高度な技術を身に付けることができます。研究室では、教員と相談して興味のあるテーマを個人毎に設定します。“好きこそ物の上手なれ”の言葉どおり、研究に対して真剣に取り組んだ学生は学会発表を行い、研究の知識だけでなく、プレゼンテーション能力など幅広い能力を身に付けることができ、社会で通用する人材となります。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔[画像処理関連技術]●絵画風画像生成、人間や動植物の認識●自然画像と人工画像の融合、2次元画像の3次元化●医療画像処理、手話や点字の認識[コンピュータグラフィックス関連技術]●映り込みや屈折など光現象の表現●雪、川、滝、泡など流体の表現●生け花や手術などの練習システム主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]東芝テック、日立システムズ、富士通エフ・アイ・ピー 、NECソリューションイノベータ (大学院進学率40%以上)メディア工学http://www.vgl.cs.tcu.ac.jp教 授向井 信彦講 師張 英夏学 部 生男子16名 院 生男子12名 ・ 女子2名研 究 生男子1名情報科学科101

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