研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ特任教授松﨑 吉衛学 部 生男子4名・女子1名経営管理システムの技術を広範なビジネス(ネット販売~スポーツクラブ~サービス業~ボランティア団体~農業など)の分析に適用し、新たな価値創造や効率向上を図る仕組みを研究します。研究アプローチは、学生自ら興味ある課題を見つけ、自ら現場のデータを調べ、関係者にヒアリングし、問題現象をシミュレーションするプログラムを作成して、オリジナリティのある研究成果を生み出すことです。研究テーマの発掘から成果出しまでを一貫して実施することにより、学生時代に経営管理のサイクルをミニ体験することを目標にします。グローバル化や高齢化などの社会構造の変化に伴い、これまでの基幹産業であった製造業で培われた経営管理システム技術を、社会的ニーズの大きな新興(エマージング)分野へ活用することが期待されています。例えばサービス業の生産性向上などの新たな事例も増えています。コスト競争力が弱いとされる分野も、ビジネスプロセスの改善や波及効果を適性に評価することによりグローバル競争力を高めることも可能です。新興分野では大学が社会インパクトの大きな研究をする余地も大きく、最前線にいる人から話を聞き、研究として纏め、社会に展開するサイクルを回します。学内にこもらず、企業や公共団体の人ともアクティブに活動します。国内事業のように見えるものでも、海外産の素材を使ったり、お客様が海外の人であったりします。今や、あらゆる事業がグローバル社会における活動です。グローバル社会にいることを実感し、グローバル社会における事業への興味を拡大して貰います。指導教授が企業出身なので、社会に出て戸惑うことのないように、①目標の明確化、②研究計画の策定、③研究の進捗チェック、④研究室全員による情報共有、⑤約束・期限の遵守、⑥プレゼンの上達を、研究室で実践します。創設2年目の新しい研究室なので、学生自らルールを作りマネジメントする運営とします。松﨑研究室■研究内容■社会との接点■研究室の横顔日々の生活の中から問題を発見し、経営管理システムの技術で解決策を創出基幹産業で培われた経営管理システム技術を新たな社会分野に適用し発展を加速グローバル社会にいることを意識し、社会人になるための仕事の仕方を研究室で実践世田谷キャンパス16号館 1階想定される主な就職先・進学先経営管理システムの仕事はどんな業種でも必要なので、理系の就職先だけでなく文系的な就職先も対象です。今年は、ネット販売、デベロッパー、ショッピングセンター、システムインテグレータなどの就職先を想定します。●農業のサプライチェーン評価方法とプロセス改善の提案●スポーツクラブのビジネスプロセスの評価方法(日本と海外の比較)●ボランティア参加行動のモデリングと予測●ファストフード・サービス業における従業員教育のコストと改善効果の評価●ネット販売と店舗販売を融合したオムニチャネルにおけるバリューチェーン改善効果の評価法●国内外観光客の興味を高める観光地の特徴作りとデジタルマーケティング●介護業務における生産性・信頼性・即時対応性の評価法と向上手法経営管理システム経営システム工学科116

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