研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ北村研究室 (保全生態学)横浜キャンパス3号館 5階野生生物と人間の軋轢を解消し、持続可能な社会の実現を目指す!研究成果を実社会へ還元する道筋つくり、保全研究の主体を市民へ東京都市大学の新しい時代をつくる!現在の環境問題の中心でもある生物多様性の減少に対して様々なアプローチから取り組んでいます。「生物多様性がなぜ生じるのか?」といった基礎研究から、「生物多様性を守るために何をしたらよいのか?」といった実践を含む応用研究まで幅広く行っています。フィールドワークを中心に、野生生物の行動や進化について調べ、各野生生物の性質に合わせて保全策や環境を創生するための手段を講じます。生物多様性の減少に歯止めをかけるためには、研究成果が実社会に反映されていく必要があります。そのために当研究室では、環境アセスメント手法を提案するなど、直接的な社会貢献を目指しています。また、研究活動を環境NPOなどと共同で行うことにより、研究成果を現場で保全活動に生かせる工夫をしています。さらに研究を社会に発信する方法としてサイエンスカフェの開催を行ったり、市民による研究調査活動の支援といった活動を行うことを目指しています。2013年に新しく誕生したばかりの研究室です。同時期に誕生したばかりの環境学部をともに盛り上げてくれる仲間を募集しています。自然ゆたかな横浜キャンパスを中心に、地域に根ざした研究から、海外フィールドでの調査などの国際的研究まで幅広く行っていく予定です。生物多様性を中心とした環境問題を、自ら解決する力を養える研究室だと考えています。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔●人工営巣地における絶滅危惧鳥類コアジサシの保全活動●風力発電が野鳥に与える影響の解明●横浜市における『緑のまちづくり』を題材とした都市緑地管理●ニューカレドニア固有鳥類カグーの保全行動学的研究●市民参加型の調査研究手法の開発と市民科学の確立●ジオロケーターを用いた鳥の渡り経路の解明●航空機へのバードストライク問題に関する基礎研究●東京都市大学横浜キャンパス内における動物相調査●保全林を活用した環境教育プログラムの開発主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]公務員、環境NPO、環境コンサルタント、大学院進学 など生態環境分野講 師北村 亘学 部 生24名研 究 生2名環境創生学科143

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