研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ教 授郭 偉宏学 部 生17名郭研究室 (持続可能な循環型生産システム)横浜キャンパス3号館 6階環境を重視する生産システムの、問題意識と方法論について考える製品設計、製造、流通および回収過程における、意思決定諸問題を解決する“現場での目”を意識して、問題発見・問題解決能力を育てようトヨタの“かんばん方式”、ソニーやキヤノンのセル生産などは日本が世界に誇れる生産技術とシステムであります。このようなシステムの仕組み、制約条件、特徴、注意点について調査分析し、モデリングをし、さらにモデルを解析した結果を用いて、実在のシステムを評価することは本研究室の課題であります。特に環境要因の影響を考慮することは最近の取組みであり、例えばリサイクルを考慮した製品設計方法、CO2の軽減を考慮した配送計画、再製造を含む生産計画、など環境要因を取り入れた研究をしています。企業のみでなく、地方自治体やコミュニティも研究対象です。意思決定とは現場を管理するための知恵であり、例えばコンビニで焼肉弁当を何個仕入れるかを決めようとするとき、曜日、天候、イベントなど様々な要因と過去の経験とを考慮する必要があります。たくさん仕入れると売れ残りを廃棄することもあれば、少なく仕入れると足りなくて顧客が不満な場合もあります。このような問題は現場で多く見受けられるので、一つ一つ丁寧に調べて、解決していきます。現場での調査を重視します。調査は理論的なものと実践的なものがありますが、問題発見は双方が必要としています。どのような問題を取り組むのかを研究室で議論しながら決めていきます。さらに解決法の勉強も大事であり、研究室で定期的に勉強会を開きます。また、他研究室、他大学および海外の大学との交流を積極的に行っています。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔●QFDによるスポーツバイクのエコデザイン●地熱エネルギーのシステム・ダイナミックス●分解作業におけるセルの最適位置●都筑区内における人の移動の変化と環境影響●未利用材による木質バイオマス発電に関するコスト及び環境面の考察●時代に伴うパンの移り変わりと製パンメーカーの戦略に関する研究●いろはすにおけるリバースロジステクスモデルの構築●製品分解の鑑定評価について●牛丼屋の顧客獲得に関する研究●配送計画問題への分枝限定法の適用●都筑区民の移動形態についての考察●スーパーマーケットの青果物売り場における裸売りの取り組みについて●スマートフォンの市場品質に関する調査●日本におけるブラウンフィルドの実態に関する研究●代替規則のマイニングに関する研究主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]リコーロジスティクス[物流]、沖電気工業[製造]、三越伊勢丹ビルマネジメント[サービス]、日経リサーチ[サービス]、ホーチキ[防災]、ウィルゲート[IT]、総合資格[教育]、日能研関東[教育]、アース環境サービス[環境]、さなる(佐鳴予備校)[教育]、木下工務店[ゼネコン]、インフォニア[サービス]、商業芸術[サービス]、中央債権回収[NGO]、サンフロンティア不動産[不動産]、東急リバブル[不動産]、セブン-イレブン・ジャパン[サービス]、本学大学院進学(環境情報学研究科)環境経営分野環境マネジメント学科153

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