研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ准 教 授岡田 啓学 部 生29名岡田[啓]研究室 (環境・エネルギー政策)横浜キャンパス3号館 6階グローバルな環境政策を評価し、ローカルの環境問題の調査も実施社会のありとあらゆる部分と関連があります調査の基礎から改めて学び、一人ひとりが問題を見つける眼力を身につけています人体には一見無害だが世界規模で悪化が進む環境問題がある一方で地域住民に多大な悪影響を及ぼす環境問題がこの地球には同時に存在している。前者の例としては温室効果ガスによる気候変動問題、後者には開発途上国での大気汚染・水質汚濁問題等が挙げられる。現代社会はこれらの両極にある環境問題を同時に解決していかなければならない状況にある。現在、この両極にある問題を経済、制度、インセンティブという視点を通して分析し、評価をする研究を行っている。地球規模の研究対象としては、国際海運・国際航空などの国際交通の制度を取上げ、開発途上国としてネパールをフィールドにしている。近年、大学内を対象として調査も始めている。経済活動、都市活動といった社会の中におけるすべての人間活動が環境問題の発生源となっています。この意味で環境問題を対象とすると社会のありとあらゆる活動と接点を持ちます。よって、社会の活動からも不可避に出てくる環境に対する負荷を、社会へ過大な負担をかけること無くどのようにして減らしていくのか、考えていくことになります。大学以外では、官公庁や企業、フィールド先の地域住民の方々と接点があります。具体的には委員会における議論、調査や研究での協働を通して接点が形成されています。他人の言っていることを理解する、これが以外と大変です。社会の出来事や文献を読み解いていくためにも、まず相手が「主張」していることを分かるためのトレーニングを行います。続いて、調査や文献をまとめレポートを作成する基礎トレーニングも改めて行います。このようなトレーニングを経ると、問題を発見する眼力のもとが身につきます。身につけた眼力をさらに磨くために、環境政策や制度に関する調査・研究を行います。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔●コメ原料バイオエタノールガソリンに関する研究●波力エネルギーの開発推進とその評価に関する研究●廃棄物発電とFIT(固定価格買取制度)の問題点について●水素エネルギー社会実現に向けた政府の計画の再評価●地熱発電の普及に向けた補助制度の改善についての研究●東日本大震災による災害廃棄物の高力処理受け入れに関する研究●目黒区の放射能に対する活動・対策●森林施業における問題点の整理に関する一研究●屋上緑化の現状と施策課題の検討●産業廃棄物の不法投棄における 土壌汚染の制度の違いによる対策・保障についての考察●地盤沈下防止等の対策の評価についての再評価●湯河原コミュニティバス利用者の減少と ムーバスとの比較についての考察主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]日立物流、トヨタレンタリース神奈川、マックスバリュ東海、センコー、ニトリ、島忠、東計電算、ディップ、高齢・障害・求職者支援機構、オーエンス、千葉県警察本部環境政策分野環境マネジメント学科155

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