研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ(1)自らの興味関心に基づいた対象へのエスノグラフィを通して「学びのデザイン」について論考していきます。エスノグラフィとは、特定のコミュニティや人びとの行動様式をインタビューや観察、同行調査などから記録・調査する手法で、デザインやマーケティングの分野でも着目されています。(2)ファンカルチャーに代表される「興味関心でつながる主体的なコミュニティ」のエスノグラフィを通して、よりプレイフル(遊び心に満ちた)で、シリアスファン(知的に愉しい)な学びの環境デザインがいかに可能か? を考えていきます。(3)さらに、企業とワークショップを企画していくことで、新たな学びのコミュニティをデザインする方法を学びます。(1)他大学の研究室や外部機関と連携し、今日のメディアのデザインを捉え直し、ワークショップを協働的に開催しながら、将来的なコミュニケーション・メディアの形を考えます。(2)伝統的な学校的学習環境も用いながら、それとは異なる、ものづくりなどを協働で行う「アトリエ的学習環境」、自らが構築した学びの舞台におけるパフォーマンスを通した「劇場型学習環境」のデザインなどを含んだワークショップを実施します。エスノグラフィやワークショップを通して学びのデザインを考えていくことの意味は、以下の3点にまとめられます。(1)興味に突き動かされて(interest-driven)、直観と好奇心で場に飛び込むこと、そして継続的にひとつの対象に対峙する行動力を養います。(2)経験学習を通して、日常の当たり前や常識を疑う視点を刺激します。それをシリアスファン(知的に愉しい)な場において言語化していきます。(3)世の中に数多存在するチャーミングでラディカル(先鋭的)な方々と交流することの価値に気づきます。岡部研究室 (フィールドワーク)■研究内容■社会との接点■研究室の横顔身近なコミュニティのエスノグラフィを通して、学びの場のデザインを考える。産学連携による、まちやコミュニティにおける活動とメディアの再デザインInterest driven, Serious fun, Radical Learning!横浜キャンパス3号館 6階主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]FPG、エンタテイメントプラス(e+)、積水ハウス、ソフィア、筑波銀行、東京コンピュータサービス、トランスコスモス、東日本旅客鉄道、慶應義塾大学政策・メディア研究科博士後期課程進学、五島育英会(本学職員)●女性というカテゴリ生成装置としての格闘ゲームコーナー●価値としての非熟達 ─川崎堀之内と南町のフィールドワークを通して─●アイドルファンがアイドルとアイドルファンを調査するジレンマ●技術と身体の調整としての音楽表現技法●「女子校女子」に見る女子校と共学の移行●デジタルファブリケーションと「ものづくり」の動機http://okabelab.net/blog/准 教 授岡部 大介学 部 生27名社会メディア学科164

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