研究室ガイド2016
175/252

研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ●博物学的調査にもとづくデザイン論●制作現場のフィールド調査にもとづくデザイン論●人と環境との関係に注目したデザイン論●デザインにみられる人工と自然の関係関[博]研究室 (デザイン生態学)横浜キャンパス3号館 5階「つくること」と「つかうこと」の可能性を、デザインと認知科学の知識を使って探るデザイナーとユーザ双方の視点から、社会との新たな関係を探る時には背伸びをしながらも、地に足つけた考察を繰り返す「つくること」と「つかうこと」の可能性を、認知科学とデザインの知識を使って探ります。情報技術の発達は、これら2つのあり方を大きく変えました。50年後、100年後には、もっと変わっているでしょう。その時、私たちの身の回りにはどのようなものが生み出され、私たちの経験はどのように変わっているでしょうか? つくることの高揚感や、つかうことの喜び、自然や人工といった概念の内容も変わっているでしょうか? こうした問いを、理論と実践の両方から探ります。「つくること」と「つかうこと」を区別することは、意外と難しいものです。情報技術が発達した現代では、なおさらです。今後、この2つの営みは、ユーザやデザイナーという従来の枠組みを超えて、日常的な営みになっていくはずです。そのような時代に求められる人材とは、どのようなものでしょうか? あるいは、これまでと同じように、専門家に託される知識があるとすれば、それはどのようなものでしょうか? こうした問いに自分なりの回答を出し、周囲と協働することのできる、自立的な人材の育成に努めます。デザインというと、最新の動向を追う印象があります。それも大事ですが、この研究室では素朴な考察を大切にします。時流を味わいながらも、それに飲み込まれず、着実に歩み続ける真の創造力とは、結局のところ、地に足ついた考察をどれだけ積み重ねたかにかかっていると考えるからです。時には背伸びをしながらも、素朴な創造を楽しむ多くの仲間を待っています。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔講 師関 博紀学 部 生13名想定される主な就職先・進学先情報サービス、建設・不動産・住宅メーカー、放送・広告・通信社会メディア学科173

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です