研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ「人間とは何か」という命題には、人が豊かに生きるためにはどうすればよいのかという願いも含まれています。人が一生という長い年月をかけて紡いでいく人生の豊かさとあかちゃんの頃からの愛着形成(アタッチメント)とは切っても切り離せない関係にあります。人が人として人らしく生きていくために、発達というものをどのようにとらえていくのか、またそれをどのように社会に対して発信し実践していくのかについて研究しています。近年、子どもや子育て家庭を取り巻く社会環境は一段と厳しさを増しています。もしかしたら私たちの身の回りには、それぞれの課題を抱え、誰にも相談できずに悩んでいる親や子どもがいるかもしれません。そのような状況を少しでも改善するために、保育所や子育て支援施設で勤務している保育者とともに、子どものみならず地域社会そのものにも目を向けて、様々な課題について対応しています。またその取り組みをとおして、多様なニーズに対応できる、実践力のある保育者を育成していきたいと考えています。周囲のおとなたち自身が主体的に生きていくことは、子どもの主体性を育むうえでとても重要な要素です。特に保育者には、自由な発想で、自分の思いを素直に表現でき、課題を自ら発見し、そして多くの提案ができる姿勢や能力が問われます。研究活動を進めていくなかで、仲間の存在を尊重しながら、主体的に生きる素晴らしさを肌で感じましょう。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔親子の愛着関係と人間の発達について研究しています保育者や地域社会ととともに、子どもの最善の利益とは何かを追求します自由な発想で、そしてありのままの自分を表現できる雰囲気づくりに努めています等々力キャンパス3号館 2階想定される主な就職先・進学先幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、障がい児関係施設、保育・教育教材関係会社 など講 師園田 巌学 部 生5名●アタッチメントと児童虐待の関係に関する研究●生きる力を培うための保育方法論について●自然が子どもに及ぼす影響の研究●保育者とソーシャルワークの視点に関する研究●犯罪とアタッチメントの関係性についての一考察●赤ちゃんが言葉を獲得するプロセスについての研究●長期的視点から考察する児童虐待予防●広汎性発達障がいの子どもをもつ保護者の支援に関する考察●子どもの最善の利益の研究 ─事例を通して─園田研究室 (発達・相談援助、障害福祉)児童学科220

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